乳幼児の不慮の事故は身近な問題

更新日:2023年1月25日

乳幼児の不慮の事故は身近な問題

死亡順位の原因(全国)

年齢1位2位3位4位5位
0歳 死亡数(割合)先天奇形・染色体異常 544人(36%)周産期に特異的な呼吸障害等 232人(15.3%)乳幼児突然死症候群 92人(6.1%)

胎児及び新生児の出血性障害等 62人(4.1%)

不慮の事故 58人(3.8%)
1歳から4歳 死亡数(割合)先天奇形・染色体異常 86人(18.4%)悪性新生物 61人(13.1%)不慮の事故 57人(12.2%)心疾患 22人(4.7%)インフルエンザ 19人(4.1%)
5歳から9歳 死亡数(割合)悪性新生物 77人(25.2%)不慮の事故 49人(16%) 先天奇形・染色体異常 31人(10.1%)心疾患 19人(6.2%)インフルエンザ 11人(3.6%)
出典:令和2年人口動態調査(厚生労働省)

不慮の事故は、子どもの死亡順位に高い位置を占めています。
令和2年では、0歳では第5位、1から4歳では第3位、また、5から9歳では第2位となっています。

※不慮の事故とは・・・
ふわふわとした布団やよだれかけのひもによる窒息、タバコなどの誤飲、入浴中の溺水、ストーブやお湯による火傷、ベランダに身を乗り出しての転落、交通事故など、さまざまな事故があります。

事故防止の気配りでのびのび子育て

周囲のちょっとした気配りで乳幼児の事故の大部分は防げます。
子育て中は何かと大変!でも、事故が起こったらもっと大変です。
「まぁ、うちの子は大丈夫だろう」と思わず、事故防止のための気配りを忘れないでください。
「危ないからさわっちゃダメ!」、「そこは危ないから行ってはダメ!」とついつい子どもを怒ってばかり。。。そう思うことがありませんか?
事故防止の気配りをすることは、こんな言葉を減らすことにもつながります!

事故予防のポイントとしては以下のようなものがあります。

場所(屋外)

事故予防のポイント

チャイルドシートは義務

子どもだけで車内に残さない
車の前後では遊ばせない。乗り降り時も注意
自転車子どもを乗せて放置しない
ベビーカー・買い物カート不安定なので手を離さない
クーハン(ベビーキャリー)転落に注意
道路安全教育は日頃から
ブランコ遊具は正しい遊び方を教える
すべり台・ジャングルジム首にマフラーやひもなどをかけない。転落に注意。
家庭用プール目を離さない

場所(屋内)

事故予防のポイント

玄関段差に注意
ドア開閉、ちょうつがいに注意
トイレふたをしておく
浴室浴槽・洗面器などに水をためておかない。子どもだけで浴室に入れないようにする。
洗濯機踏み台になるものは置かない
洗剤手の届かない所に
ガスレンジ・鍋さわったり、ひっくりかえすと危ない
炊飯器蒸気によるやけどに注意
茶碗類手の届かない所に
テーブルクロス使用しない
ビニール袋・ひも類かぶったり、首にからまないように
ソファー寝かせない
床面から1メートル以上の高さの所に置く
ストーブ・温風器囲いをする。近づけすぎない
アイロン

使い終わったらしまう

コンセントキャップをする
観葉植物土を食べないように
金魚ばち10センチメートルの水深でも注意が必要

化粧品・医薬品

なめたり、飲み込んだりしないように
たばこたばこ、吸い殻は手の届かない所に
ベビーベッド柵をする。マクラ、やわらかいフトン、前かけのひもなどによる窒息に注意
おもちゃ・小物口に入る大きさのものは与えない、置いておかない
ガラス窓透明なものにはシールを
ベランダ踏み台になるものは置かない 窓をロックする
階段柵をつける

事故予防のポイント イラスト
 事故予防のポイント(印刷用) [PDFファイル/488KB]


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このページの作成所属
健康医療部 保健医療室地域保健課 母子グループ

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