寝屋川流域は、周りを高い土地に囲まれており、水の流れが悪いことから、昭和30年代からの都市化により水質が大きく悪化しました。そういった水環境を改善するため下水道の整備や、淀川の水の導水などに取り組んできました。
平成16年には、国・府・流域市で構成する寝屋川流域協議会において、平成16年5月に清流ルネッサンス2計画を策定、次期計画として平成24年5月に寝屋川流域水環境改善計画を策定し、取組を進めてきた結果、水質は大きく改善されました。これまでの取組で改善した水質を保全するとともに、河川景観や生活環境の改善、水辺空間の利活用の促進等のより広義な水環境改善に向けた取組を流域全体で推進するため、後継計画として令和4年6月に寝屋川流域水環境改善計画(令和4年版)を策定しました。
恩智川流域では、平成25年度より「恩智川クリーン・リバープロジェクト」として、 流域住民、大東市、東大阪市、八尾市、柏原市と連携し、河川の美化活動やぽい捨て防止の啓発を行うなど、浮遊ごみの削減に向けた取組を進めています。
平野川では、スカム※による悪臭などにより生活環境に悪影響等を及ぼしていることから、底泥の浚渫等の対策を行っています。
また、令和2年度から新たなスカム対策として、「寝屋川流域底質改善対策検討部会」において、薬剤による底質改善対策について検討しています。
※河川の底に溜まったヘドロの表面部分がガスにより水面上に浮遊したもの
平野川の水面の状況は、大阪府河川カメラ(平野川剣橋)(外部サイト)にて確認できます。
また大阪市内の降雨の状況や、平野市町抽水場の放流量は、大阪市降雨情報(外部サイト)から確認できます。
大阪府では、神崎川などにおいてダイオキシン類により汚染された河川の底質浄化事業を行っています。
事業の実施にあたっては、「大阪府河川及び港湾の底質浄化審議会」において、工事手法や調査方法などについて検討してきました。
河川・港湾工事に係る環境対策マニュアル(案)(平成16年2月)
大和川流域では、国・府・流域市で構成する大和川水環境流域協議会(外部サイト)において、平成23年度に大和川水環境改善計画を策定、平成27年度及び令和3年度に改定し水環境の改善を進めています。
令和3年11月27日に藤井寺市において「大和川・石川プラスチックごみ調査&クリーンアップ大作戦!Let’s MIGO in ふじいでら」(外部サイト)を開催しました。
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都市整備部 河川室河川環境課 環境整備グループ
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