人権学習シリーズ あたりまえの根っこ あなたが大切にする 人としての中心軸は?/1.趣旨とルールの説明

更新日:2016年2月15日

「あなたが大切にする 人としての中心軸は?」(めやす90分)

ねらい

・同和問題を通して、忌避意識や差別意識が、これまでの育ちの中での習慣などあたりまえとされているもの、メディアの影響、人からの伝聞など日常生活のさまざまな場面から無意識のうちに個人の価値観として培われることもあることに同和問題を題材に気づく。
・ 無意識のうちに培われた価値観を偏見や差別的な態度につなげない方法や、自分のあり方(ありたい姿)を考える機会とする。

キーワード

中心軸、あり方(ありたい姿)、忌避意識、本音と建前、光と影の両面、時間軸

準備物

○コンセプト用紙(タイトルとねらいを拡大し、趣旨説明の際にボードに貼り付けて説明。ホワイトボードに記入してもよい。)、○シート「ある日ネットに…」1人1枚、○ワークシート「人権タイムライン」 1人1枚 ※A3に拡大して使用、○資料1「2010年(平成22年)人権問題に関する府民意識調査結果(抜粋)」 1人1枚、○資料2「I Have A Dream!」 1人1枚、○資料3「同和問題のこと」 1人1枚、○名札セット(名札用紙・名札) 1人1セット、○付せん 1人10枚程度、○マーカー 1人1本、○もぞう紙 各グループ 1枚、○マグネット 数個、○バインダー 1人1枚、○ホワイトボードと専用マーカー

プログラムの流れ

  1. 趣旨とルールの説明(10分):ねらいの説明など。
  2. 名札書きとチェックイン(25分):自己紹介とウォーミングアップ。
  3. 差別を私ごととしてとらえる(30分):忌避意識や差別意識を私ごととしてとらえる。
  4. 私が大切にする中心軸は?(25分):差別解消に向けた自分のあり方やありたい姿を考える。

1.趣旨とルールの説明

詳細な手順

ポイント

(10分)

★今日はワークショップ形式で学んでいきます。ワークショップというのは、講師が答えをもっているのではなく、参加者の皆さんがやりとりをしながら、考えを深めていく学び方です。
 人権というと、難しく思われる方も多いかもしれませんが、できるだけ身近なところから考えていきたいと思っています。正解があるわけではありません。みなさんには、ふだんの言葉で、自分の思うことをおしゃべりしていただければと思います。
 そのために、お願いがあります。この場では、「守秘」をルール(約束)としたいのです。守秘とは、ここで出された個人の経験や考えはこの場にとどめる(外に持ち出さない)ということです。
 今日は、人権問題の中でも特に同和問題についての忌避意識や差別意識は、これまでの育ちの中での習慣などあたりまえとされているもの、メディアの影響、人からの伝聞など日常生活のさまざまな場面から個人の意識の中に価値観として培われることもあることを自覚して、その上で、無意識のうちに培われた価値観や偏見を差別的な態度につなげない方法や差別解消に向けた自分のあり方(ありたい姿)を考えてみたいと思います。


●趣旨説明の際にプログラムのタイトルとねらいを拡大コピーして参加者の見える位置に掲示するか、ホワイトボードに板書して説明する。


場のレイアウト:いすのみで、ファシリテーターに向かって半円形に並べる。
※参加者が使う机は端の方へ置く。

 

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このページの作成所属
府民文化部 人権局人権企画課 教育・啓発グループ

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