性のあり方は人それぞれ異なります。価値観や考え方の広がりを持って、さまざまな性のあり方が存在することを当たり前のこととし、それに対応できる社会を築いていくことが必要です。
「大阪府人権尊重の社会づくり条例」に基づき、全ての人の人権が尊重される豊かな社会の実現を目指していますが、性的マイノリティ(少数者)については、いまだ社会の多数派とは異なるものとして、差別や偏見を受けるなど、苦しんでいる人々がいるのが現状です。
こうした中、大阪府では、性的指向及び性自認の多様性が尊重され、全ての人が自分らしく生きることができる社会の実現をめざし、「大阪府性的指向及び性自認の多様性に関する府民の理解の増進に関する条例」を令和元年10月30日に施行しました。性的マイノリティに対する誤解や偏見、差別をなくし、当事者が抱える課題の解決に向けて、性の多様性に関する理解を深める施策に取り組んでいます。
■「性」の三要素
「性」には、次の3つの要素があります。
・生物学的な性(からだの性):生物学的な体の特徴が男性か女性か
・性自認(こころの性):自分の性をどのように認識しているか
・性的指向:恋愛感情や性的な関心がどの性別に向いているか
性的指向(Sexual Orientationセクシュアル・オリエンテーション)と性自認(Gender Identity ジェンダー・アイデンティティ)を示す概念として、
それぞれの頭文字をとってSOGI(ソジ)と呼称することもあります。 性的指向や性自認は、本人の意思で選んだり、変えたりできるものではありません。
【性的指向についてのマイノリティ】
Lesbian(レズビアン):同性を好きになる女性
Gay(ゲイ):同性を好きになる男性
Bisexual (バイセクシュアル):異性を好きになることもあれば、同性を好きになることもある人
【性自認についてのマイノリティ】
Transgender (トランスジェンダー):からだの性とは異なる性を自認する人
各語の頭文字をとって、「LGBT(エル・ジー・ビー・ティー)」と表現され、性的マイノリティの総称としても使われることがあります。
LGBT以外にも、性的指向や性自認がはっきりしない人や揺れ動く人、あるいは性的指向や性自認を持たない人もいます。
また、「LGBT」と「そうでない人」というような、はっきりした境界があるわけではありません。
「パートナーシップ宣誓証明制度の自治体間連携」について、新たに2市が加わりました!New!
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■大阪府性的指向及び性自認の多様性に関する府民の理解の増進に関する条例について
■大阪府パートナーシップ宣誓証明制度について
■相談窓口のご案内
■理解増進に向けた各種取組について
■人権教育教材、啓発冊子について
■(参考)性的マイノリティに関する取組事例について
府民一人ひとりが性的指向及び性自認の多様性に関する理解を深めていくことにより、性的マイノリティに対する誤解や偏見をなくし、だれもが自分らしく生きることができる社会の実現をめざし、令和元年10月30日に施行しました。
この条例をきっかけにして、性的指向及び性自認の多様性について理解を深めていただくとともに、大阪府の様々な取組にご協力いただきますようお願いします。
大阪府性的指向及び性自認の多様性に関する府民の理解の増進に関する条例
大阪府性的指向及び性自認の多様性に関する府民の理解の増進に関する条例(リーフレット) [PDFファイル/1.57MB]
大阪府では、「性的指向及び性自認の多様性に関する府民の理解の増進に関する条例」の制定を契機に、性的マイノリティがお互いに人生のパートナーであることを宣誓された事実を公に証明する制度を、令和2年1月22日から実施しています。
宣誓場所については、プライバシーを確保し、安心して手続きいただけるよう、個室にて行っています。(※要予約)
制度の概要や手続についてはこちら
大阪府及び法務省では、「人権相談窓口」を開設しています。
各相談窓口についてはこちらよりご確認ください。
性的マイノリティに対する誤解や偏見をなくし、だれもが自分らしく生きることができる社会の実現をめざし
性的指向及び性自認の多様性について理解を深めていただくとともに、大阪府では様々な取組を行っています。
(セミナーや各種啓発ポスターの作成等を行っています)
各種取組についてはこちら
大阪府人権局が発行している人権教育教材や啓発冊子において、性的マイノリティの人権問題について取り上げています。
配布を希望される方は、人権企画課(Tel 06−6210−9281)までお問合せください。
人権教育教材・冊子についてはこちら
性的マイノリティに関するさまざまな取組事例を紹介しています。
取組事例についてはこちら
このページの作成所属
府民文化部 人権局人権企画課 教育・啓発グループ
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