人権問題に関する府民意識調査報告書(分析編) 大阪人権意識 9.同和地区を避ける理由と差別がなくならない理由<視点7> (1)同和地区を避ける理由

更新日:2012年3月28日

人権問題に関する府民意識調査検討会委員
神戸学院大学文学部教授 神原文子

9.同和地区を避ける理由と差別がなくならない理由<視点7>

 最後に、住宅を選ぶ際に「同和地区の地域内」あるいは「小学校区が同和地区と同じ区域」の物件は避けることがあると思うという人について、避ける理由と同和問題に関する差別意識がなくならない理由との関連を検討します。同和地区に対する忌避意識の要因を明らかにするためです。

 (1)同和地区を避ける理由

 表9-1は、住宅を選ぶ際に、同和地区の地域内の物件、小学校区が同和地区と同じ区域になる物件それぞれについて、避けることがあると思うかどうかの回答別に避ける理由を挙げたものです。 

表9-1 同和地区を避けることがあると思うかと避ける理由

 

(1)次の転居の際、転売が難しかったり、安く処分せざるを得なかったりするから

(2)生活環境や文化の違い、言葉の問題などでトラブルが多いと思うから

(3)治安の問題などで不安があると思うから

(4)学力の問題などで子どもの教育上、問題があると思うから

(5)自分もその地域の住人と同じだと思われると嫌だから

問4(1)同和地区の地域内である

避けると思う(270人)

135

167

190

87

107

50.0

61.9

70.4

32.2

39.6

どちらかといえば避けると思う(216人)

85

115

125

39

45

39.4

53.2

57.9

18.1

20.8

わからない(105人)

28

49

56

15

18

26.7

46.7

53.3

14.3

17.1

どちらかといえば避けないと思う

36

42

68

19

15

(97人)

37.1

43.3

70.1

19.6

15.5

まったく気にしない(93人)

25

40

50

10

20

26.9

43.0

53.8

10.8

21.5

合計781人

309

413

489

170

205

39.6

52.9

62.6

21.8

26.2

問4(2)小学校区が同和地区と同じ区域になる 

避けると思う(168人)

82

106

125

63

77

48.8

63.1

74.4

37.5

45.8

どちらかといえば避けると思う(212人)

96

123

130

55

53

45.3

58.0

61.3

25.9

25.0

わからない(96人)

26

45

51

13

11

27.1

46.9

53.1

13.5

11.5

どちらかといえば避けないと思う

62

70

94

22

26

(153人)

40.5

45.8

61.4

14.4

17.0

まったく気にしない(147人)

42

67

86

17

36

28.6

45.6

58.5

11.6

24.5

合計(776人)

308

411

486

170

203

39.7

53.0

62.6

21.9

26.2

 総じて、「避けると思う」人ほど、避ける理由として5項目いずれも選択している比率が高いのですが、とりわけ、「同和地区の地域内の物件は避けると思う」人のうち、「治安の問題などで不安があると思うから」という理由を70.4%の人が、「生活環境や文化の違い、言葉の問題などでトラブルが多いと思うから」という理由を61.9%の人が挙げていることがわかります。「小学校区が同和地区と同じ区域になる物件は避けると思う」人の挙げている理由も、同様の傾向を示しています。 

【知見】
○「同和地区の地域内の物件は避けると思う」理由としては、「治安の問題などで不安があると思うから」、「生活環境や文化の違い、言葉の問題などでトラブルが多いと思うから」が多い。

 

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このページの作成所属
府民文化部 人権局人権企画課 教育・啓発グループ

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