人生会議のページは新しくなりました。このページは、人生会議(ACP)について紹介しています。
その他については以下のリンクへご移動ください。
啓発資材についてはこちら 「人生会議(ACP)啓発資材を配布しています」
(参考)令和4年度作成の漫画については、こちらからも閲覧できます。⇒『みんなの人生会議』 [PDFファイル/12.59MB]
研修事業、支援事業についてはこちら 「ACP普及啓発支援事業」
講師調整依頼、その他についてはこちら 「人生会議(ACP)相談対応支援事業について」
誰でも、いつでも、命に関わる大きな病気やケガをする可能性があります。命の危機が迫った状態になると、約70%の方が医療やケアなどを自分で決めたり、望みを人に伝えたりできなくなると言われています。
あなたが大切にしていることや望んでいること、どこで、どのような医療・ケアを望むかを、自分自身で前もって考え、周囲の信頼する人たちと共有する取組を「アドバンス・ケア・プランニング(以下、ACPという。)」といい、自らが希望する医療やケアを受けるための大切なプロセスになっています。
しかしながら、国がまとめた報告書(※)によると、人生の最終段階における医療・療養について、家族等や医療介護関係者と話し合ったことがある人の割合は、平成25年からほとんど変わっていません。
政府は、ACPの愛称を「人生会議」に決定するとともに、毎年11月30日(いい看取り・看取られ)を「人生会議の日」とし、人生の最終段階における医療・ケアについて考える日としました。
この機会に『人生会議(ACP)』について考えてみませんか?
※ H30.3「人生の最終段階における医療に関する意識調査報告書」(人生の最終段階における医療の普及啓発の在り方に関する検討会)(外部サイト)
【参考】
・ ACP普及・啓発リーフレット(厚生労働省) [PDFファイル/842KB]
・ 人生の最終段階における医療・ケアの決定プロセスに関するガイドライン [PDFファイル/102KB]
・ 人生の最終段階における医療・ケアの決定プロセスに関するガイドライン(解説編) [PDFファイル/211KB]
『人生会議(ACP)』とは、これからご自身が受ける医療やケアについて、自分の考えを家族や近しい方、医療・ケアチームと繰り返し話し合い、考え、「心づもり」として書き留めたものを周囲と共有する、という、ご自身の意思決定を支援する手順のことです。
あなたは今後どんな生き方をしたいですか? 大切な人にどんな生き方をしてほしいですか?
自らが希望する医療やケアを受けるために、大切にしていること、どこでどのような医療・ケアを望むかを、自分自身で前もって考え、周囲の信頼する人たちと話し合い、共有することが重要です。
※このような取組は、個人の主体的な行いによって進めるものです。知りたくない、考えたくない方への配慮が必要です。
(1) もし病気になったら・・・、まずは考えてみましょう
◇ どんな治療・ケアを受けたいですか?
例えば・・・ ・病気と闘って一日でも長く生きたい。
・延命につながるだけの処置は避けたい。
・自分が望む生活ができる程度に、苦痛をとる治療を受けたい。 など
◇ どんな所で療養したいですか?
例えば・・・ ・家族やヘルパーなどのサポートを受けながら、できるだけ住み慣れた自宅で生活したい。
・病院や施設で療養したい。 など
(2) 考えた内容を、話し合い、共有しましょう
希望や思いは、時間の経過や健康状態によって変化していくものであり、一度で決まるものではありません。
下記のサイクルを参考に、何度も繰り返して考え、話し合いましょう。
あなたが大切にしていること、望んでいることを考えてみましょう。
今のあなたの思いを示しておくことは、将来的に家族などがあなたの気持ちを考慮して判断をおこなう際に役立ちます。
もしものとき、あなたが自分の意思を伝えることができなくなった場合に、あなたに代わって意向を伝えてくれる人を選んでおきましょう。
どんな時でもあなたの希望を尊重できる、信頼できる人を選びましょう。
あなたの健康状態、病気の場合は病名や病状、今後予想される経過や必要な医療・ケアについて、かかりつけ医に質問し、健康について学び、考えてみましょう。
医療・ケアや生活に関する希望や思いを、家族・代理人・医療者等と話し合い、理解してもらいましょう。
話し合った内容は記録として書き残し、周囲と共有しておきましょう。
病気等になり通院が困難な場合であっても、自宅などの生活の場において、医療を受けることができる「在宅医療」をご存じですか?
国の調査によると、約70%の方が自宅での最期を希望しているにもかかわらず、実際に自宅で亡くなった方は約15%しかいません。
● 在宅医療は、通院が困難な場合に自宅などの生活の場において、医師、看護師、歯科医師、薬剤師等がチームとなって提供する医療です。
● 住み慣れた環境で家族やペットとともに過ごすなど、自分のペースで生活できることが最大のメリットです。
◇在宅医療を受けるには?
・退院時に、在宅での医療について、病院担当者と相談しましょう。
・また、医療だけでなく、自身にあったくらしについてもケアマネジャーや
地域包括支援センター等と相談しましょう。
◇誰でも受けられるの?
・年齢や病気に制限なく、誰でも受けることができます。人工呼吸器や
経管栄養などが必要でも、症状が安定していれば自宅療養は可能です。
◇病状が急変したら?
・訪問診療で対応できない場合は、入院での治療になります。
・あらかじめ急変時の対応についてかかりつけ医と相談しておきましょう。
【参考】
・ 厚生労働省「人生会議してみませんか」(外部サイトを別ウインドウで開きます)
・ 地域包括支援センター一覧 (ページ内にリンクあり)(別ウインドウで開きます)
・ 大阪府 「上手に医療を受けるために 〜知っておきたいこと〜」
府民の健康をサポートするアプリ「アスマイル」を活用し、人生会議に関するアンケートを実施しました。結果は こちら [Wordファイル/691KB
このページの作成所属
健康医療部 保健医療室保健医療企画課 在宅医療推進グループ
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