大阪府では、府内で古くから栽培され、歴史・伝統をもつ大阪独自の品目について、「なにわの伝統野菜」として認証する制度を平成17年に創設し、過去の文献などを参考にこれまで天王寺蕪など21品目を認証しています。
このたび、「大阪黒菜」を新たに認証しましたので、お知らせします。
■「大阪黒菜」とは
・明治10年代には大阪市内において、自家消費用の野菜として栽培されていた漬菜の一種です。
・葉身は厚く、色は濃い緑色で、低温に当たるほど光沢が増して黒光りします。
・加熱調理すると甘さが出て、独特の風味を持ちます。
・現在府内で5アール程度栽培されています。

大阪黒菜
■「大阪黒菜」を味わう
希少な野菜である「大阪黒菜」を、以下の場所でご賞味いただけます。
【食べられる場所】
・「ころころ亭」 大阪市平野区喜連西4-6-28
・「大阪産料理 空(そら)」 各店舗(堀江店、なんばこめじるし店、船場女将小路店、泉佐野駅構内店 )
【買える場所】
・「サン・フレッシュ 近鉄上本町店」 大阪市天王寺区上本町6-1-55
・大阪木津卸売市場 「丹喜丹井商店」 大阪市浪速区敷津東2-2-8
※栽培量に限りがあることから、取扱時期や数量にご注意ください。
■なにわの伝統野菜とは
(1)概ね100年前から大阪府内で栽培されてきた野菜。
(2)苗、種子等の来歴が明らかで大阪独自の品目、品種であり、栽培に供する苗、種子等の確保が可能な野菜。
(3)現在も府内で生産されている野菜。
<現在の認証品目(21品目)>
毛馬胡瓜(けまきゅうり)、玉造黒門越瓜(たまつくりくろもんしろうり)、勝間南瓜(こつまなんきん)、金時人参(きんときにんじん)、大阪しろな(おおさかしろな)、天王寺蕪(てんのうじかぶら)、田辺大根(たなべだいこん)、芽紫蘇(めじそ)、服部越瓜(はっとりしろうり)、鳥飼茄子(とりかいなす)、三島独活(みしまうど)、吹田慈姑(すいたくわい)、泉州黄玉葱(せんしゅうきたまねぎ)、高山真菜(たかやままな)、高山牛蒡(たかやまごぼう)、守口大根(もりぐちだいこん)、碓井豌豆(うすいえんどう)、難波葱(なんばねぎ)、堺鷹の爪(さかいたかのつめ)、馬場なす(ばばなす)、貝塚澤茄子(かいづかさわなす)
国連では、2030年までの国際目標として、「持続可能な開発目標(SDGs)」が2015年9月に策定されました。本取組は、SDGsに掲げる17のゴールのうち以下のゴールの達成に寄与するものです。
 
大阪府は「SDGs未来都市」として、SDGsの推進を図ってまいります。
|