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このたび、ふぐによる食中毒が発生しましたのでお知らせします。
ふぐによる食中毒は毎年全国で発生し、令和4年度には死者も出ています。約8割は家庭等で発生しており、釣ったり、もらったりしたふぐを調理したことが主な原因です。
ふぐを安全に食べるには、専門的な知識と技術が必要です。
釣ったふぐや、もらったふぐを自ら調理することは大変危険ですので、絶対に行わないでください。
1 経過
○令和7年9月19日(金曜日)
10時35分に大阪府内の病院から泉佐野保健所に「家族が釣ったふぐを食べたところ、舌や口のしびれがあった患者を診察した。」との届出があった。
当該患者は9月18日に家族が釣ったふぐを自宅に持ち帰り、自らふぐの肝を湯引きして喫食した。その後、舌や口のしびれ、悪寒、のどの痛み、歩行困難等の症状を呈し、救急搬送された。
○令和7年9月24日(水曜日)
調査の結果、患者の尿及び残品からふぐ毒であるテトロドトキシンが検出されたこと、症状がふぐ毒による食中毒の症状と一致しており、診察した医師からふぐを喫食したことによる食中毒との届出があったことから、ふぐを原因とした食中毒と断定した。
なお、患者は一時入院していたが、回復傾向にあり退院している。
2 発生状況
(1)喫食日時:令和7年9月18日 17時頃
(2)発症日時:令和7年9月18日 17時30分頃
(3)発生場所:患者自宅
(4)喫食者数:1名(女性30代)
(5)患者数:1名(女性30代)
(6)主症状:舌や口のしびれ、悪寒、のどの痛み、歩行困難
(7)原因食品:ふぐ(詳しい種類は不明)
(8)病因物質:テトロドトキシン
3 ふぐによる食中毒について
○ふぐ毒について
ふぐ毒の主成分であるテトロドトキシンは熱に強いため通常の加熱調理では毒性はなくなりません。ふぐの内臓、特に肝臓や卵巣には高濃度のふぐ毒が蓄積されており、ふぐの種類によっては筋肉や皮にもふぐ毒が含まれています。
○中毒症状等
食後30分から5時間で発症します。唇や舌、手足のしびれに始まり、次いで頭痛、嘔吐、運動及び知覚の麻痺、症状が進むと血圧低下や呼吸困難が見られ、最悪の場合、死に至ることがあります。確実な治療法や解毒剤はなく、対症療法しかありません。ふぐ食中毒を疑った場合は一刻も早く医師の診察と治療を受ける必要があります。
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