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【警報レベル超え!】手足口病が例年より早く流行しています

手洗いなどの基本的な感染症対策をしっかりと行いましょう

報道提供日時

2024年06月06日

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内容

 令和6年第22週(5月27日から6月2日)の1週間に報告された大阪府内における手足口病の定点あたりの患者報告数は「6.11」となり、2019年以来となる警報レベルの「5」を超え、例年よりも早く流行しています。手足口病は有効なワクチンがないため、日頃からの手洗いなどの感染予防が重要となります。家庭での手洗いの習慣づけや、保育施設や幼稚園などでの感染予防を心がけてください。

※定点あたりの患者報告数とは
小児科定点医療機関からの1週間の総患者報告数を小児科定点医療機関数(約190)で割った数。
1週間に1つの小児科定点医療機関からどのくらいの報告があったかを表す数値で、感染症の流行状況を把握するものです。
手足口病

〇手足口病とは
主な症状は、口の中や手足にあらわれる水疱状の発しんで、3人に1人程度の割合で発熱がみられますが、高熱になることはほとんどなく、通常、数日で治ります。しかし、まれに合併症や心筋炎、神経原性肺水腫、急性弛緩性麻痺などにより重症化することがあります。例年、4歳くらいまでの乳幼児を中心に流行します。
感染経路は、飛沫感染、接触感染、糞口感染(便の中に排泄されたウイルスが口に入って感染することです)が知られています。治った後でも、比較的長い期間、便などからウイルスが排泄されることがあり、また、感染しても発病はせず、ウイルスを排泄している場合があります。


〇感染予防のポイント
有効なワクチンがないため、日頃から手洗いと排せつ物の適切な処理が重要です。特にこの病気にかかりやすい年齢層が集団生活をしている保育施設や幼稚園などでは、職員と子ども達が、しっかりと手洗いをすることが大切です。


〇治療について
特別な治療法はなく、対症療法です。
症状が軽いことが多いですが、小さい子どもが発症して口の中の症状がひどい場合には、飲食が難しくなり、水分が取れずに脱水を起こすことがあります。また、まれに髄膜炎や脳炎などの合併症が起こることがありますので、頭痛や嘔吐、発熱が続くなどの症状がある場合は早めに受診してください。


検査・病原体及び流行状況等に関するお問い合わせ:地方独立行政法人大阪健康安全基盤研究所 健康危機管理課
電話番号 06-6972-1321(代表)

部局

健康医療部

保健医療室感染症対策課

防疫グループ

ダイヤルイン番号

06-6944-9156

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