令和5年第26週(6月26日から7月2日)の大阪府内におけるヘルパンギーナの定点あたりの1週間に報告された患者報告数は、「7.12」となり、
引き続き警報レベルの「6」を超え、大きな流行となっています。家庭での手洗いの習慣づけや、保育所、幼稚園、学校などでの感染予防を心がけてください。
※定点当たりの患者報告数とは
小児科定点医療機関からの総患者報告数を小児科定点医療機関数(約190)で割った数。
1週間に1つの小児科定点医療機関からどのくらいの報告があったかを表す数値で、感染症の流行状況を把握します。
〇ヘルパンギーナとは
ヘルパンギーナは、発熱と口腔粘膜にあらわれる水疱性の発疹を特徴とした急性のウイルス性咽頭炎であり、乳幼児を中心に夏季に流行します。
患者の咳やくしゃみなどのしぶきに触れることによって感染します。また、症状が治まった後も、1から4週間程度は便などにウイルスが排泄される事があります。
特別な治療法は無く、症状に応じた対症療法が行われます。
〇感染予防のポイント
有効なワクチンがないため、日頃から手洗い、うがい、咳エチケットをきちんと行うことが大切です。
トイレの後やおむつ交換の後、食事の前の手洗いを徹底しましょう。
〇ヘルパンギーナに感染したら
・ 口の中に水疱ができ食事がとり難いため、柔らかく薄味の食事を工夫し、水分補給を心がけることが大切です。
・ 頭痛やおう吐、発熱が続く場合は主治医に相談しましょう。
検査・病原体及び流行状況等に関するお問い合わせ:地方独立行政法人大阪健康安全基盤研究所 健康危機管理課
電話番号 06-6972-1321(代表)
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