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令和7年10月に、和泉保健所管内在住の50歳代男性が結核と診断されたため、和泉保健所が疫学調査及び接触者健診を実施したところ、当該患者の搬送に携わった消防機関職員及び搬送先医療機関職員において、結核発病者4人、結核感染者2人を確認しました。このことから「結核集団感染事例」に該当すると判断しましたので、お知らせいたします。
結核は全国的に減少傾向にあるものの、大阪府内では、令和7年に1,172人が新たに結核と診断され、前年と比較して結核患者数が増加しています。府民の皆様におかれましては、2週間以上咳や痰が続くなど結核が疑われる症状があれば、早めに医療機関を受診しましょう。また、結核の早期発見のため、年1回は胸部エックス線検査を含む健康診断を受けましょう。
1. 経過
- 初発患者(初めに結核の発生届出があった患者)は、和泉保健所管内在住の50歳代男性です。
- 初発患者は令和7年7月より食欲低下が出現しました。その後、同年10月に咳・痰が出現・持続し、状態が重症化したため救急搬送により医療機関を受診したところ、令和7年10月14日に結核と診断され、医療機関から和泉保健所に結核患者発生届が提出されました。
- 和泉保健所は、令和7年10月16日から疫学調査を開始し、健康診断の対象や実施時期を検討したうえで、令和8年1月から接触者健診を実施した結果、令和8年10月1日までに発病者4人と感染者2人を確認しました。
令和8年10月1日時点の発病者・感染者の状況
| 区分 |
接触者健診対象者等 |
結果 |
| |
受診者数 |
発病者 |
感染者 |
異常なし |
| 搬送対応消防機関 |
10 |
10 |
3 |
1 |
6 |
| 搬送先医療機関 |
10 |
10 |
1 |
1 |
8 |
| 合計 |
20 |
20 |
4 |
2 |
14 |
2. 治療状況等
- 初発患者は結核専門病院で入院治療のあと、軽快退院し現在通院治療中です。
- 発病者4人のうち1人は通院治療が終了し、他3人は現在通院治療中です。
- 感染者2人は、医療機関に受診しています。
≪参考≫
【結核集団感染の定義】
(厚生労働省結核感染症課長通知平成19年3月29日付健感発第0329002号)
- 同一の感染源が、2家族以上にまたがり、20人以上に結核を感染させた場合をいいます。
- ただし、発病者1人につき6人が感染したものとして感染者数を計算します。
※上記定義に照らすと、本件では感染者26人となります。
【感染と発病】
(感染)
結核菌を吸い込んでも身体の免疫により発病せず、体内に結核菌が閉じ込められた状態をいいます。
(発病)
- 感染後、身体が弱った時などの免疫力や抵抗力の低下により、結核菌が活動を始めることをいいます。
- 感染しても全員が発病するわけでなく、発病するのは10人のうち、1人から2人程度といわれています。発病する人のうち60%から80%の人は、感染後5、6月後から2年ぐらいの間に発病するといわれています。
- 不規則な生活や糖尿病、過労やストレス、また不十分な食事で栄養が不足すると発病しやすくなります。
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