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インフルエンザの2025年第42週(10月13日から10月19日)の大阪府における定点あたりの患者報告数は「2.74」となり、第38週(9月15日から9月21日)以降5週連続で流行開始の目安である1を上回り、例年より早く流行期入りし、感染が拡大しています。
大阪府を含めて全国的に例年より早く流行期入りしていますので、手洗いや咳エチケットなどの基本的な感染対策を心がけましょう。また、重症化を防ぐために、早めに医療機関に相談の上、ワクチン接種もご検討ください。
インフルエンザの感染予防について注意喚起を行うため、原則として毎週木曜日にインフルエンザの発生状況をお知らせします。(ただし、木曜日が祝日の場合は、翌開庁日にお知らせします)

【数値の目安】
流行期入り:1 注意報基準:10 警報基準:30
【季節性インフルエンザウイルスの検出状況について】
季節性インフルエンザについて、大阪府保健所管内において「インフルエンザウイルス(AH3亜型)」が検出されています。
国立健康危機管理研究機構発行の病原微生物検出情報(IASR)の速報によると、第36週(9月1日から9月7日)以降、他府県においてもAH3亜型が最も多く報告されています。
季節性インフルエンザは、流行期に合わせて、例年9月初旬頃をシーズン開始時期とし集計を行っています。今シーズン(2025/2026シーズン)の開始日は9月1日でした。
インフルエンザの予防対策
- こまめに手洗いや手指消毒を行いましょう。
- 咳やくしゃみが出る時は「咳エチケット」を心がけましょう。
- 症状がある場合に外出する際は、人混みは避け、マスクを着用しましょう。
- 重症化リスクの高い方への感染を防ぐため、受診時や医療機関・高齢者施設を訪問するときはマスクを着用しましょう。
- 発熱などの体調不良時にそなえて、常備薬を確保しておきましょう。
- 高熱が続く、呼吸が苦しい、意識状態がおかしいなど具合が悪ければ早めに医療機関を受診しましょう。
- 日頃から栄養バランスのとれた食事や十分な睡眠をとり、身体の抵抗力を高めましょう。
- 重症化を防ぐために、早めに医療機関と相談の上、ワクチン接種をご検討ください。
【参考】その他の感染症情報
RSウイルス感染症の2025年第42週(10月13日から10月19日)の大阪府における定点あたりの患者報告数は「1.60」となり、引き続き過去3年の同時期に比べ高い数値となっています。
RSウイルス感染症は、発熱、鼻水、咳などの風邪に似た症状を示す呼吸器感染症で、重くなると肺炎や細気管支炎といった病気を引き起こす場合があります。
予防方法は、手洗いや咳エチケットなど基本的な感染対策が大切になります。

検査、病原体及び流行状況等に関するお問い合わせ先
地方独立行政法人大阪健康安全基盤研究所 健康危機管理課:06-6972-1327
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