万博期間中の発生に備え「蚊媒介感染症対策訓練」を実施！蚊駆除の実演や生息調査等を行います。

　大阪府では、蚊媒介の感染症が府内で発生した場合に備えて、感染症を媒介する可能性のある蚊が活発化する今の時期に「蚊媒介感染症対策訓練」を大阪城公園で実施します。今年度は、「一般社団法人大阪府ペストコントロール協会」（以下、「大阪府PCO協会」という。）に協力いただき、駆除に関するデモンストレーションも行う予定です。
　今年は、大阪・関西万博の開催に伴い、例年以上に多くの外国人観光客が見込まれ、蚊媒介感染症の輸入症例及び国内事例が発生する可能性が高まります。安心・安全な万博になるよう府内事例等が発生した場合に、関係機関が各々の専門知識を活かし連携して対策を進めるため、府内保健所や地方独立行政法人大阪健康安全基盤研究所（以下、「大安研」という。）などが参加し、手順や考え方について、習得・習熟を図ります。

<参考＞
　国内でのデング熱の輸入症例数は年間約200～約450件の推移となっていますが、世界的には患者数が2000年に約50万件だったものが2019年には約520万件と約10倍に急増し、新型コロナ感染拡大期間を経て、いまなお増加傾向が続いています。また、アフリカ、アメリカや東南アジアなど輸入症例及び媒介蚊の分布域ともに多くの国と地域に広がっている状況です。

訓練概要

1.日時・場所
　令和7年7月1日（火曜日）
（1）蚊の生息調査・捕集訓練（人囮法等）・駆除方法のデモンストレーションの見学
　時間：9時30分から12時30分まで
　場所：大阪城公園、大安研

（2）講義・病原体検出時の疫学調査等のケーススタディー・調査研究紹介と考察
　時間：13時30分から17時30分まで
　場所：大安研

2.参加機関（講師等の協力機関含む）
　大阪府（医療・感染症対策課、環境衛生課、保健所）、政令・中核市保健所、大阪府PCO協会、
　大安研、国立感染症研究所

3.その他
　安全確保の観点から、関係者以外の訓練場所への立入、見学はできません。

06-6944-9157

kansenshotaisaku-g03@gbox.pref.osaka.lg.jp