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感染性胃腸炎(サポウイルス)の集団発生事例について

報道提供日時

2025年01月30日

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内容

 令和7年1月24日(金曜日)に、岸和田保健所管内の小学校において、複数名の胃腸炎症状を呈している患者を把握しました。
 同保健所が当該小学校に対して発生状況の調査を実施したところ、1月29日(水曜日)時点で累計106名の有症状者を確認しましたので、集団発生と判断したためお知らせします。
 1月29日(水曜日)時点で重症者・入院患者はなく、全員が快方に向かっています。

〇集団発生事例の概要

発生場所

岸和田保健所管内の小学校

発生情報

1月24日(金曜日)、当該市教育委員会から岸和田保健所に報告があった。

大阪府の対応等

1月24日(金曜日)に岸和田保健所が当該施設に訪問調査を実施し、検便採取を指示した。
訪問調査時に、二次感染を防止するための手洗いの励行、消毒等について指導した。また、有症状者の発生状況を把握し、同保健所に連絡するよう指示した。
学校より、保護者等関係者に情報提供を行い、感染性胃腸炎の流行に対して注意喚起を行っていることを把握した。

有症状者の状況

1月29日(水曜日)時点で報告のあった有症状者の累計は106名(児童103名、教職員3名)。
現時点の有症状者は4名。重症者・入院患者はなく、現在全員が快方に向かっている。
大阪健康安全基盤研究所での検査により、5名からサポウイルスを検出している。


※大阪府保健所において、感染性胃腸炎で発症者が100名を超える集団感染事例は、令和6年2月以来となります。

サポウイルスとは
  • 潜伏期間は1~4日程度で、ノロウイルス同様、下痢や嘔吐を主訴とする急性胃腸炎を引き起こします。
  • 症状消失後も糞便中へのウイルスの排出は数週間続きます。
  • カキをはじめとした二枚貝の生食及び加熱不足による食中毒や、サポウイルスを含む糞便や嘔吐物から感染します。
  • ワクチンや特異的な治療法はありません。
感染予防について
  • サポウイルスなどの感染性胃腸炎の予防には、手洗いが大事です。外から戻ったとき、調理前後、食事前、トイレの後などに、石けんを十分泡立てて、流水で手をしっかり洗いましょう。
  • 患者の嘔吐物は、塩素系消毒薬を浸した新聞紙等で嘔吐物を覆い、静かに拭き取り、嘔吐物が付着していた床等も消毒しましょう。消毒用エタノール等はあまり効果がありません。サポウイルスは、乾燥すると空中に漂い、口に入って感染することがありますので、速やかに処理し、二次感染を防止しましょう。処理が終わったら、ていねいに手を洗いましょう。

※サポウイルスの感染予防対策については、食中毒の発生防止対策とあわせて関係機関へ周知しています。引き続き、関係機関への予防啓発に努めていきます。

部局

健康医療部

保健医療室感染症対策課

防疫グループ

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