大阪府立障がい者自立センター(以下「センター」という。)において、退所された方に、入所中の利用者の個人情報を含んだ書類を誤送付する事案が2件発生しました。
このような事態を招いたことをお詫びいたしますとともに、今後、再発防止に努めてまいります。
1 誤送付した書類
1月分と2月分の給付費受領のお知らせ、4月分の利用料請求書及び納入通知書兼領収証書
2 書類に記載されていた個人情報
利用者氏名、受給者証番号、郵便番号、住所、1月・2月分の施設サービス利用料総額、本人負担額、4
月分請求金額
3 事案の経緯
〇令和6年5月20日(月曜日)
センターが59名に書類を発送した。
〇令和6年5月22日(水曜日)
・センターあてに、既に退所されたA氏及びB氏から別人の書類が届いたと電話で連絡があった。
・職員が確認した結果、X氏及びY氏に送付する書類を誤ってA氏及びB氏に送付したことが判明した。
・A氏及びB氏に電話で経緯説明及び謝罪を行い、了承を得た。
・A氏宅及びB氏宅を訪問し、改めて謝罪をした上で、書類を回収した。
・X氏とX氏の母に経緯説明及び謝罪を行い、了承を得た。
・Y氏に電話で経緯説明及び謝罪を行い、了承を得るとともに、書類を後日郵送することを伝えた。
〇令和6年5月23日(木曜日)
Y氏に書類を郵送した。
〇令和6年5月24日(金曜日)
X氏の母が来所された際に改めて謝罪を行い、X氏の書類を手渡した。
※なお5月20日(月曜日)に送付した書類をすべて確認したところ、本事案以外の誤りはなかった。
4 誤送付の原因
・センターの利用者を管理するためのマスターデータを更新する際に、退所されたA氏及びB氏の情報を削
除せず、誤ってA氏及びB氏の一行上にあったX氏及びY氏の情報を削除した。マスターデータを更新す
る際に、ダブルチェックを行っておらず、処理の誤りに気付かなかった。
・書類を封入する際、誤って処理を行ったマスターデータを基に宛先と内容物のダブルチェックを行った
ため、送付先と内容物が異なっていることに気付かなかった。
5 再発防止策
・マスターデータを更新する際には、複数の職員で確認することを徹底する。
・封筒の送付先住所と同封する書類に記載の住所が異なる場合は、マスターデータだけでなく、入所時に利用者か
ら提出される書類に記載されている送付先住所及び宛名と突合して間違いがないか確認する。
・所属する全職員に対して、本事案を周知するとともに、個人情報の取扱いについて注意喚起を行う。
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