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社会情勢の変化の中で、男女の意識や行動がどのように変化してきているのかを明らかにし、今後の施策推進の参考とするために、本年度、「男女共同参画にかかる府民意識調査」を実施し、結果を取りまとめましたのでお知らせします。
【調査の概要】
- 調査対象:大阪府内在住の満18歳以上の男女府民
- 対象者数:3,000人(住民基本台帳から無作為抽出)
- 調査期間:令和6年8月7日から8月30日まで
- 調査方法:配布は郵送方式、回収は郵送方式及びWeb方式(回答者による選択)
- 回答者数:986人(回収率32.9%)
- 調査項目
・男女の地位の平等感について
・男女の役割分担について
・家庭生活について
・職業生活について
・ドメスティック・バイオレンス(DV)について
・男女共同参画社会の推進に向けて 等
【主な調査結果】
- 男女の地位の平等感
社会における男女の地位の平等感について、「男性優遇」(※)と感じている割合は、男性で57.7%、女性で76.6%であり、令和元年度調査(男性:50.3%、女性:74.8%)と比較して、男女ともに増加した。
(※)「男性が優遇されている」と「どちらかといえば男性が優遇されている」を合わせた割合
- 性別役割分担意識
「男は仕事、女は家庭」という、性別によって役割を固定する考え方について、府民の71.4%が「同感しない」(※)と回答しており、令和元年度調査時の64.8%から増加した。
(※)「そう思わない」と「どちらかといえばそう思わない」を合わせた割合
- 女性の働き方についての考え方
女性の働き方についての考えは、「結婚や出産にかかわらず、仕事を続ける方がよい」との回答が38.1%と最も高く、次いで「育児の時期だけ一時やめ、その後はパートタイムで仕事を続ける方がよい」との回答が20.9%であった。
- DVの被害経験
配偶者等から、「なぐる、ける」等の身体的暴力を受けたことがある人の割合(※)は、14.5%(男性:9.7%、女性:18.2%)であった。また、「無視する、なぐるふりなどしておどす」等の精神的暴力を受けたことがある人の割合(※)は15.4%(男性:9.7%、女性:20.0%)と、身体的暴力、精神的暴力ともに約6人に1人が被害を受けたことがある、という結果であった。
(※)「何度もあった」と「1、2度あった」を合わせた割合
調査結果の詳細については、関連資料「令和6年度「男女共同参画にかかる府民意識調査」結果報告書」をご覧ください。
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