北河内地域は、守口・寝屋川・門真市域を中心に広がる木造密集市街地、山間部を中心とした土砂災害警戒区域、大雨時に洪水リスクのある低平地など、災害時に大きな被害が生じるリスクのある地域です。
近年、台風や豪雨による被害が全国各地で確認されておりますが、北河内地域も例外ではなく、台風や豪雨による浸水・通行止めなどの被害が発生しています。
平成24年8月豪雨 | 平成29年台風第21号 | 平成30年台風第21号 |
平成27年9月関東・東北豪雨や平成28年8月台風第10号等による甚大な被害を受け、「施設の能力には限界があり、施設では防ぎきれない大洪水は必ず発生するもの」という考えに立ち、社会全体でこれに備えるためハード・ソフト一体となった「水防災意識社会再構築ビジョン」の取り組みを全国各地の国や都道府県の管理河川で進めております。
この取り組みを更に推進するため、「大規模氾濫減災協議会制度」が平成29年5月の水防法改正により創設されました。
北河内地域(守口市、枚方市、寝屋川市、大東市、門真市、四條畷市、交野市)において、防災関係の行政機関及びライフライン事業者、運輸事業者等の参加による水防災連絡協議会を設置し、洪水及び土砂災害等の防災・減災についてより一層推進していきます。
回 数 | 開催日時 | 場所 | 議事内容 | 議事要旨 | 配布資料 |
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第7回 | 令和5年5月31日 | 北河内府民センター1階大会議室 | (1)行政WGの結果 (2)北河内地域水防災連絡協議会規約改正 (3)流域治水の推進 (4)5年間で実施する具体的な取組みの進捗状況 (5)流域治水プロジェクトの更新 (6)おおさかタイムライン防災プロジェクト (7)要配慮者利用施設の避難確保計画及び訓練 (8)報告事項 [4件] (9)情報提供 [2件] | 議事概要 [PDFファイル/83KB] | 配布資料(全て) [PDFファイル/20.13MB] |
防災・減災まちづくりに加え、自助・共助の大切さを共有し、地域の防災力向上を図るため、各市と連携しながら、地元町会、自主防災組織などに対して出前講座やワークショップを実施するなど、「地域の特性に応じた災害リスク」や「災害への備え」などの啓発に取り組んでいます。
お住まいの地域において、防災力を高める取り組みに関してご相談を希望される場合は、枚方土木事務所 地域支援・防災グループまでお問い合わせください。
地域にお住まいの方の自助・共助に対する意識をより効果的に高めるため、地域住民が参加する自主防災訓練において、市の危機管理部局や消防等が実施する応急搬送訓練や救命救急訓練、起震車体験等に併せ、災害の発生確率や発生時の地域でのリスク、各自でできる災害への備えなどを啓発する防災講座を実施しています。
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淀川筋・防潮筋合同水防訓練 | コミュニティタイムライン作成の説明会 | 地区の自主防災訓練 |
北河内地域には、守口市、枚方市、寝屋川市、大東市、門真市、四条畷市、交野市の各々に消防団があり、1,992名(令和4年10月1日時点)の団員が活躍しています。消防団は、火災が発生した時の消火活動に加えて、地震や風水害発生時には住民の避難誘導や救護活動などを行います。また、大規模地震が発生した時には、倒壊家屋からの救出救助活動や行方不明者の探索活動などを行います。地域の防災訓練などでは、指導や啓発活動を行うほか、消防ポンプ操法や規律訓練などに参加して技術の向上を図るなど、火災や災害に備えながら地域防災の中心となって活躍しています。
枚方土木事務所では、公益財団法人大阪府消防協会北河内地区支部の事務局として、これらの活動を支えています。
大雨や台風、大規模地震時においては、管理施設の被災状況等をパトロールするとともに、各市、警察、消防等関係機関と連絡調整を密にし、災害から街を守ります。また、風水害、地震に備える訓練の実施や水防倉庫に常時水防資材を備蓄するなど、常日頃から災害軽減のための準備を整えています。
大規模災害時には、大阪府災害対策本部地域連絡部として、本庁と連携を図りながら、出先機関や市町村消防・警察等の応急対策実施機関との連絡調整を図り、円滑に災害対応に当たります。
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風水害対策訓練 | 地震対策訓練 |
本事務所管内で地震や風水害による大規模災害が発生した場合に、あらかじめ登録した道路や河川の区間を自主的に点検していただく北河内防災ボランティア制度を設けています。詳しくは、北河内防災ボランティア制度のページをご覧ください。
枚方土木事務所が管理する減災のための施設について、ご紹介します。
寝屋川下流部の洪水時の流量負担を軽くするため、寝屋川分水施設から上流の洪水を寝屋川市桜木町地点から分水し、寝屋川導水路を利用して、ポンプで淀川へ放流することを目的としています。 また、関連する施設の寝屋川導水路や、打上川治水緑地が、太間排水機場から監視できることで、寝屋川上流域が洪水にならないように集中管理を行っています。 施設の詳細はこちら |
導水路は、ふだんは最大20㎥/秒の水を淀川から取水し、寝屋川の浄化を行います。大雨の時には、水門の操作により寝屋川上流域の洪水を太間排水機場まで導く役割を果たします。
施設の詳細はこちら
導水路は、ふだんは最大20㎥/秒の水を淀川から取水し、寝屋川の浄化を行います。大雨の時には、水門の操作により寝屋川上流域の洪水を太間排水機場まで導く役割を果たします。
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寝屋川と打上川の合流点付近では、洪水の時には多くの水が集まり、被害をもたらすかもしれません。そこで、河川が氾濫する前に、緑地全体に雨水を流入させ、池として遊水させることで、下流河川の負担を軽くします。 施設の詳細はこちら |
寝屋川市北西部の内水被害の軽減を図るため、新宝町交差点の立体交差化に併せ、その地下空間を利用し、築造した調整池です。
このページの作成所属
都市整備部 枚方土木事務所 地域支援・防災グループ
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