お薬について

更新日:2014年10月3日

お薬とは?


お薬すなわち医薬品には、医療用医薬品と一般用医薬品(大衆薬)があります。


1.医療用医薬品


    私たちが病気やけがをしたり、歯が痛くなったときに、お医者さんや歯医者さんにかかります。そのとき、その病院や診療所、歯科診療所から薬をもらうか、あるいは処方せんをもらって、街の薬局(かかりつけ薬局)で調剤をしてもらい、お薬をもらいます。この薬のことを医療用医薬品といいます。つまり、医薬品の効き目が強いものや、病気が専門的で難しい、例えば高血圧の薬や糖尿病などのお薬です。


2.一般用医薬品(大衆薬)

 
    一般用医薬品は、皆さんが薬局や薬店等で販売している薬を直接購入して、日常的な疾病(かぜなど)の改善目的で使用する医薬品です。一般用医薬品は、有効性、安全性が確認されていて、作用の激しくない、日常的な疾病(かぜなど)の治療や予防あるいは健康増進などに使われるお薬です。なお、一般用医薬品はOTCとも呼ばれます。
 また、薬事法が改正され、平成26年6月12日より一般用医薬品がインターネットで購入できるようになりました。ただし、要指導医薬品はインターネットで購入できません。

※要指導医薬品と一般用医薬品の違いについて、詳しくはこちら(外部サイト)をご覧ください。


3.スイッチとOTCは?


   最近、一般用医薬品の中にも医療用医薬品と有効成分が同じものが出てきました。例えば、胃薬、かぜ薬、水虫薬、便秘薬などのの中にも、医療用の有効成分を一般用医薬品へ転用(スイッチ)したものがあり、この医薬品をスイッチOTCと言っています。医療機関に受診するときは、医師・薬剤師に現在服用している一般用医薬品(大衆薬)についても必ず申し出るようにして、医療機関からもらっている医療用医薬品を重複して使用することのないようにしましょう。

医薬分業Q&A


医薬分業は、お薬のより安全な使用に役立つシステムです。


1.  医薬分業とは?


医薬分業とは、病気になって病院や診療所・歯科診療所にかかったときに、お医者さんや歯医者さんが直接お薬を渡さないで、お医者さんたちからあなたの服用(使用)するお薬の名前や服用(使用)方法を書いた処方せんをもらい、その処方せんを街の薬局(かかりつけ薬局)に持っていって、薬局の薬剤師に調剤をしてもらい、薬を受け取ります。この仕組みが医薬分業です。


2. なぜ、医薬分業がいいのでしょう?


あなたの服用(使用)する薬は、何に効くの?、副作用は?、飲み方は?など、薬についてわからないことがあるときや、他にも薬を飲んでいるときなど、薬局の薬剤師に説明を求め、納得をした上で、薬を服用(使用)できます。
薬局の薬剤師はあなたのために、あなたの体質、薬についてのアレルギー、投薬されている薬などの記録(薬歴管理簿)を作成し、複数の医療機関から同じような薬が処方されていないかどうか、相互に悪影響を与える薬がないかどうかなどを調べます。
いつも同じ薬局(かかりつけ薬局)に!
いろいろな医療機関からもらった処方せんを持っていくと、前述のようなチェックをしてもらえます。


 かかりつけ薬局を決めよう

調剤をしてもらう薬局は、患者さんが自由に選ぶことができます。自宅の近くやいつも行く商店街の薬局など、自分が一番気軽に、また安心して相談できる薬局を「かかりつけ薬局」に決めましょう。

かかりつけ薬局

「かかりつけ薬局」では、あなたの体質、薬についてのアレルギー、現在服用中のお薬などをお尋ねして、病院、医院、歯科医院から投薬されている薬の記録(薬剤服用歴)をとり、あなたの薬についての相談に応じています。

プライバシーについては厳守されます。

2カ所以上の医院から薬が投薬されたときもチェックをします。

薬と薬、薬と健康食品、薬と食べ物といった飲み合わせ・食べ合わせについても説明します。

「薬の正しい飲み方(使い方)」「薬の正しい保管の仕方」などについても、お気軽に相談できます。

「粉薬が飲みやすい」、「液体の薬が飲みやすい」など、あなたのくすりについて、必要があれば、処方せんを発行したお医者さんや歯医者さんと連絡をとり、相談します。

薬局は自由にお選びいただいて結構ですが、お住まい近く等に「かかりつけ薬局」を決めていただくと便利だと思います。

何でも気軽に相談できる「かかりつけ薬局」をもって、くすりのことを何でも相談してください

 在宅医療とかかりつけ薬局

1.在宅医療とは?

疾病の治療や医学的管理のためにその人の家庭で行われる医療を、在宅医療といいます。在宅医療は、患者さんあるいはその介護者の同意を得て、定期的に医師等の関係職種が訪問診療や訪問看護、訪問服薬指導等を行います。

在宅医療の原型としては、医師1人あるいは看護師を連れて行く、往診という形態がありましたが、現在の在宅医療には、医師だけでなく、看護師、保健師、栄養士、理学療法士、薬剤師など在宅医療に携わる職種も多種多様です。

在宅医療はチーム医療ですので、保健、医療、福祉の各関係職種が連携し在宅患者さんを支援します。薬局(かかりつけ薬局)も、医療チームの一員として患者さんの居宅を訪問して、医薬品等の管理や服薬指導などの相談業務を行っています。

2.在宅医療とかかりつけ薬局

街の薬局(かかりつけ薬局)の薬剤師が、調剤をしたお薬を持って、患者さんの居宅を訪問して、患者さんや介護者の方にお薬の飲み方(使い方)や保管の仕方を指導し、お薬の服用状況や保管状況の確認を行い、患者さんからお薬についてわからないことや介護用品等に関する相談を受けたりします。

訪問指導後には、薬剤服用歴の記録に必要な情報を記載します。

3.在宅患者に係る関係機関との連携

在宅医療の連携に関するイラストです

このページの作成所属
健康医療部 藤井寺保健所 薬事課

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