野鳥のヒナは拾わないで

更新日:2022年4月14日

落ちているヒナを見かけたときは拾わないでください!親は少し離れたところで見守っています!

 野鳥のヒナが、親鳥から離れてひとりぼっちでいても、決して”迷子”ではありません。巣立ち間近で、飛ぶ練習をしているときに巣から落ちてしまったヒナや巣立ち直後のヒナであることが多く、巣が近くにあったり、親鳥が少し離れたところで様子を見守っています。ヒナがかわいそうだからといって持ち帰ることは、親元からお子さんを無理矢理引き離すことと同じで、いわゆる”誘拐”に当たります。人間が親鳥の代わりにきびしい自然の中で生きていく術(すべ)を教えることはできません。親鳥は人の姿が見えなくなると、ヒナのもとへ戻って世話をします。人がそばにいると親鳥はヒナに近づくことができなくなりますので、ヒナを見かけても手を出さずに、すぐにその場を立ち去りましょう。

「ヒナを拾わないで!!」キャンペーン

 大阪府では「ヒナを拾わないで!!」キャンペーンの普及に取り組んでおり、毎年、府内の小学校や動物病院、関係機関へポスターを配布しています。

大阪府ポスター「野鳥は自然のままに」 [PDFファイル/714KB]

野鳥は自然のままに

野鳥の子育て応援(ヒナを拾わないで)キャンペーン(日本野鳥の会ウェブサイト)

よくある質問

Q.うまく立てない・うまく飛べない野鳥がいますが保護することはできますか。
A.巣立ち直後のヒナは、うまく飛べなかったり、歩けなかったりすることが多く、動かずに地面にじっとしている場合があります。ヒナの近くに親の姿が見えなくても、決して”迷子”ではありません。巣立ち間近で飛ぶ練習をしているときに巣から落ちてしまった場合、巣が近くにあったり、親鳥が近くにいたりします。親鳥は人の姿が見えなくなると、ヒナのもとへ戻って世話をしますので、保護せずに自然のままでお願いします。なお、鳥のヒナは、尾羽が短い、口の周りが黄色っぽいなどの特徴があります。

Q.ヒナを育てることはできないのですか。
A.人がヒナを自然の中で自立していけるように育てることは、とても難しいことです。ヒナは食欲が旺盛ですので、親鳥が行うように10分に1回程度の給餌(強制給餌の場合が多い)が必要です。(スズメがヒナのためにエサを運ぶ回数は、巣立つまでの約2週間でなんと4000回!)またヒナは、巣立った後のわずかな期間で、親鳥から自然の中で生きていくためのいろいろなこと(何が食物で、何が危険か)を学びます。親鳥に育てられることがヒナにとって一番の幸せです。  
 
Q.既に拾ってしまい、人間のニオイがついてしまいました。
A.多くの鳥は嗅覚があまり発達していないため、人間のニオイがついても問題ありません。すぐに親鳥の元に返してあげてください。なお、直接、素手で触るのは避け、手袋、マスク等で防護したうえで取り扱い、終わった後は必ず手洗い等を行ってください。
 
Q.巣が高い所にあって戻せません。
A.カップラーメンの容器等を使って簡易巣を作り、親鳥に子育てをしてもらいましょう。親鳥はヒナの声を聞いてやってきますので、多少離れた場所でも大丈夫です。  
  「簡易巣」の写真
  簡易巣の例
 
Q.巣に戻してもまた落ちてしまいます
A.ヒナの成長につれて巣が狭くなり、何度も落ちてしまうことがあります。近くに簡易巣をつくってあげましょう。
 
Q.猫に食べられないか心配です
A.近くの木の枝先などネコが近づけない所に、簡易巣をつくってあげましょう。親鳥はヒナの声に気付き、エサを与えることでしょう。
Q.車道に取り残されていて危ないです
A.どうしても移動させる必要がある場合は、近くに巣があるか確認し、あれば巣の中に戻してあげてください。なければ近くの雑木林や草原等の自然が残された場所に、そっと放してあげてください 

野鳥を許可なく捕まえたり、飼育することは法律で禁止されています。

このページの作成所属
環境農林水産部 動物愛護畜産課 野生動物グループ

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