令和３年大阪の製造業　10．全国における大阪府の状況

10．全国における大阪府の状況

（1）事業所数、従業者数及び製造品出荷額等（第8表、第30,31,32図）

                               第30図　事業所上位10都道府県（従業者4人以上）

                              第31図　従業者数上位10都道府県（従業者4人以上）

                             第32図　製造品出荷額等上位10都道府県（従業者4人以上）

（2）付加価値額（第33図）

　大阪府は、愛知県と、事業所数はほぼ同数ですが、製造品出荷額等は約2/5、付加価値額は約1/2となっています。
　静岡県、神奈川県、兵庫県と、製造品出荷額等、付加価値額はほぼ同水準ですが、事業所数は1.7ー2倍程度となっています。

                               　　　　　　第33図　付加価値額上位5府県(従業者4人以上)

※「バブル」の大きさが付加価値額を表します。

                             　　付加価値額上位10都道府県(従業者４人以上)

※従業者数4人以上30人未満の事業所については粗付加価値額で算出し、集計しているため、
　「４.付加価値額」及び付表等に掲載している付加価値額(従業者30人以上)と異なります。

【参考】大阪府で付加価値額が高い産業(第34図)
　　化学及び輸送用機械は、事業所数は全産業平均を下回っていますが、付加価値額、製造品出荷額等は4位以内と高い水準となっています。
　　石油・石炭は、事業所数は48事業所と24産業中最少ですが、付加価値額、製造品出荷額等は6位と比較的高い水準となっています。
　　生産用機械及び金属製品は、付加価値額、製造品出荷額等、事業所数ともかなり高い水準となっています。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 第34図　付加価値額上位10産業(産業中分類別)(従業者4人以上)

※「バブル」の大きさが付加価値額を表します。

                                            　付加価値額上位10産業（産業中分類）（従業者４人以上）

※従業者数4人以上30人未満の事業所については粗付加価値額で算出し、集計しているため、
　「４.付加価値額」及び付表等に掲載している付加価値額(従業者30人以上)と異なります。 

（3）『大阪府が1位』の産業(産業細分類別製造品出荷額等)(第35図)

                      　　　　　　　　　　　　第35‐1図　【0972】生菓子製造業
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　上位10都道府県(従業者4人以上)

            ※( )は全国シェア。

全国計：1兆332億円 

ケーキ、カステラ、プリン、バームクーヘン、ゼリー、最中、ようかん、まんじゅう、団子

                       　　　　　    　　　　第35‐2図　 【1121】綿・スフ織物業
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　上位10都道府県(従業者4人以上)

　　　　　※( )は全国シェア。

全国計：761億円

ポプリン、粗布、てんじく、タオル地、白もめん(さらし地、手ぬぐい地、ゆかた地)、アクリル紡績糸織物、ポリエステル紡績糸織物

                         　　　　　第35‐3図　【1193】じゅうたん・その他の繊維製床敷物製造業
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　上位10都道府県(従業者4人以上)

　　　　　※( )は全国シェア。

全国計：1,220億円

じゅうたん、だん通、タフテッドカーペット、床マット、麻マット、フェルトマット

                            　　　　　 　第35‐4図　【1311】木製家具製造業(漆塗りを除く)
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　上位10都道府県(従業者4人以上)                       

　　　　　※( )は全国シェア。
全国計：7,667億円

木製机・テーブル・イス、学校用机、学校用いす、たんす、木製棚・戸棚、木製ベッド

                              　　　　　　　第35‐5図　【1892】プラスチック製容器製造業
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　上位10都道府県(従業者4人以上)

　　　　　※( )は全国シェア。

全国計：1兆4,126億円

洗剤・シャンプー容器、水筒、飲料用プラスチックボトル、調味料容器、弁当箱

                          　　　　　　第35‐6図　【2442】建設用金属製品製造業(鉄骨を除く)
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　上位10都道府県(従業者4人以上)
              

　　　　　※( )は全国シェア。

全国計：1兆5,584億円

橋りょう、鉄塔、水門、はしご(可搬式のものを除く)、水圧鉄管、ガードレール、階段、鋼板煙突、グレーチング

                                          第35‐7図　【2621】建設機械・鉱山機械製造業
                                                  上位10都道府県(従業者4人以上) 

　　　　　　※( )は全国シェア。

全国計：3兆3,087億円

ショベル系掘さく機、建設用クレーン、アスファルト舗装機械、コンクリート機械、建設用トラクタ、さく岩機、建設機械・鉱山機械の部分品・取付具・附属品

                     　　　 　　　　　　　　第35‐8図　【2652】化学機械・同装置製造業
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　上位10都道府県(従業者4人以上)

　　　　　　※( )は全国シェア。

全国計：8,884億円

ろ過機器、分離機器、熱交換器、混合器、かくはん機、発生炉、蒸留機器、乾燥機器、集じん機器、化学装置用タンク、化学機械・同装置の部分品・取付具・附属品

                          　　　　　第35‐9図　【2692】非金属用金型・同部分品・附属品製造業
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　上位10都道府県(従業者4人以上)

　　　　　　※( )は全国シェア。

全国計：8,061億円

プラスチック用金型、ゴム・ガラス用金型、窯業用金型

                         　　　　　　　　第35‐10図　【3023】電気音響機械器具製造業
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　上位10都道府県(従業者4人以上)

　　　　　　※( )は全国シェア。

全国計：1,460億円

ヘッドホンステレオ、デジタルオーディオプレーヤー、レコードプレーヤー、ICレコーダー、ステレオセット、カーステレオ、CDプレーヤー、補聴器、イヤホンなど

                          　　　　　　　　第35‐11図　【3122】鉄道車両用部分品製造業
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　上位10都道府県(従業者4人以上)
                           

　　　　　　※( )は全国シェア。

全国計：4,100億円

                       　　  　　　　　　第35‐12図　【3191】自転車・同部分品製造業
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　上位10都道府県(従業者4人以上)                             

　　　　　※( )は全国シェア。
全国計：3,619 億円

軽快車、ミニサイクル、マウンテンバイク、子供車、電動アシスト自転車、車いす（手動式）、自転車の部分品・取付具・附属品

（4）製造品出荷額等の特化係数

　「特化係数」とは、産業別構成比を全国値と比較したもので、1を超える産業は全国水準より比重が高いことを示します。
　製造品出荷額等については、24産業のうち12産業で1を超えており、石油・石炭(2.0)が最も高く、次いで金属製品(1.7)、家具(1.7)となっています。一方、飲料・たばこ(0.5)が最も低く、次いで情報通信機器(0.5)、窯業・土石(0.5)となっています。

                                                  第36図　製造品出荷額等の特化係数(従業者4人以上)

                    製造品出荷額等並びにその産業別構成比、全国シェア及び特化係数(従業者4人以上)