令和3年6月1日現在で実施した「令和3年経済センサス‐活動調査」の産業別集計(製造業)(従業者4人以上の事業所)の大阪府の集計結果(確報)の概況は、次のとおりです。
事 業 所 数 1万4,412事業所 前回に比べ1,720事業所減少(▲10.7%) |
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全国との比較
事業所数、従業者数及び製造品出荷額等の産業別構成比上位3産業は、下表のとおりです。事業所数の上位3産業は、平成22年以降変動がありません。
産業中分類別構成比上位3産業
「寄与度」とは、統計値の変動(伸び率)について、その統計値を構成する各要因の増減が伸び率を何ポイント押し上げ/下げているのかを示すものです。各
要因の寄与度の合計は、伸び率と一致します。
A産業の寄与度 =(A産業の今回の値− A産業の前回の値)÷全産業の前回の値× 100
ア 事業所数は、24産業のうち1産業で増加、23産業で減少し、全産業では前回に比べ10.7%減少しています。 寄与度を産業別でみると、減少は金属製品
(▲2.1ポイント)、繊維(▲1.3ポイント)、生産用機械(▲1.3ポイント)の順となっています。増加は非鉄金属(+0.3ポイント) のみとなっています。
第1図 事業所数の増減(前回比▲10.7%)の産業別寄与度(従業者4人以上)
イ 従業者数は、24産業のうち17産業で減少、7産業で増加し、全産業では前回に比べ1.8%減少しています。
寄与度を産業別でみると、減少は家具(▲0.6ポイント)、電気機械(▲0.6ポイント)、印刷(▲0.5ポイント)の順となっています。増加は生産用機械(+1.0
ポイント)、 非鉄金属 (+0.3ポイント)、業務用機械(+0.2ポイント)の順となっています。
第2図 従業者数の増減(前回比▲1.8%)の産業別寄与度(従業者4人以上)
ウ 製造品出荷額等は、24産業のうち11産業で増加、13産業で減少し、全産業では前回に比べ1.7%増加しています。
寄与度を産業別でみると、増加は輸送用機械(+5.7ポイント)、生産用機械(+1.8ポイント)、はん用機械(+0.4ポイント)の順となっています。減少は化
学(▲2.0ポイント)、電気機械(▲1.9ポイント)、石油・石炭(▲1.4ポイント)の順となっています。
第3図 製造品出荷額等の増減(前回比+1.7%)の産業別寄与度(従業者4人以上)
前回に比べ、基礎素材型産業では、「化学」が11.9%から9.7%に、「石油・石炭」が8.8%から7.2%にそれぞれ低下しています。
加工組立型産業では、「輸送用機械」が7.7%から13.1%に、「生産用機械」が9.0%から10.7%にそれぞれ上昇し、「電気機械」が6.3%から4.3%に低
下しています。
生活関連・その他型産業では、「印刷」が2.9%から2.5%に低下しています。
第4図 産業別構成比の前回比較(従業者4人以上)
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総務部 統計課 産業・労働グループ
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