賃上げ一時金調査  令和2年  【夏季一時金】(最終報)

更新日:2020年7月31日

令和2年夏季一時金 要求・妥結状況(最終報)

【集計組合数:475組合(加重平均)】
【調査時点:7月16日現在】

 □ 妥結額    677,726円 (前年:732,641円)

 □ 支給月数   2.29か月 (前年:2.48か月)

【調査結果の特徴点】

■妥結額は、2年連続で前年を下回り、7年ぶりに70万円を下回った。
■企業規模別では、中小、中堅、大手の全ての規模で前年を下回った。
■産業別では、製造業、非製造業ともに前年を下回った。
 

大阪府は、今年の府内労働組合の夏季一時金の妥結状況等をまとめました。

本調査の調査対象・集計方法

 本調査は、府内に所在する約1,700組合を調査対象として実施し、7月16日までに妥結額が把握できた565組合のうち、平均賃金が明らかな475組合(130,216人)について集計(加重平均・組合員一人あたり平均)しました。

【集計方法について】
 加重平均の算出方法は以下の方法で算出しています。
 加重平均=(各組合の妥結額×各組合の組合員数)の合計/各組合の組合員数の合計
 

要求・交渉経過 

 各産別の統一要求方針における要求月数は、概ね「2.5から3.0か月」の間に集中(夏・冬の一時金を年1回の労使交渉で決定する年間臨給方式をとる産別を除く)しました。
 今春闘期に一時金交渉を合わせて行った組合では、概ね2月中・下旬に要求を提出、3月末までの決着をめざして交渉が行われました。
 一方、その他の組合では、概ね5月下旬から6月上旬までに要求を提出、6月中の決着をめざして交渉が行われました。
 

調査結果の概要

(1)妥結額・支給月数の推移

 全体集計では、妥結額677,726円(前年:732,641円)、支給月数2.29か月(前年:2.48か月)となり、妥結額と支給月数ともに前年に比べ減少しました。

(2)企業規模別の妥結状況

 企業規模別の妥結額をみると、
「299人以下(中小)」が、532,296円(対前年比:47,680円減、8.2%減)
「300から999人(中堅)」が、602,997円(対前年比:86,785円減、12.6%減)
「1,000人以上(大手)」が、715,768円(対前年比:56,938円減、7.4%減)
となり、中小、中堅、大手の全ての規模で前年に比べ減少しました。

(3)産業別妥結状況

 産業別(大分類)の妥結額は、製造業が729,696円、非製造業が612,221円と、製造業が非製造業より高くなっています。
 なお、全体平均(677,726円)と比べて妥結額が高かった業種(集計組合が10件以上を対象)は、「情報通信業(1,086,707円)」、「機械器具(855,570円)」、「輸送用機械器具(806,702円)」等となりました。一方、低かった業種は、「医療、福祉、教育、学習支援業(465,552円)」、「卸売・小売業(508,122円)」、「金属製品(568,682円)」等となりました。
  

発表資料のダウンロード

令和2年夏季一時金要求・妥結状況(最終報)    [Wordファイル/190KB]   [PDFファイル/407KB] 

■ 本調査の詳細分析(同一の組合による対前年比較)は8月7日当課ホームページに掲載します。併せてご参照ください。


 

このページの作成所属
商工労働部 雇用推進室労働環境課 地域労政グループ

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