治水施設の活躍(平成26年台風11号)

更新日:令和2年2月13日

治水施設の活躍(平成26年台風11号)

 平成26年7月29日に発生した台風11号は、四国に上陸した後北上し、8月10日(日曜日)10時過ぎに兵庫県赤穂市付近に再上陸して近畿地方を北北東進して10日(日曜日)14時前に日本海に抜けました。

 寝屋川水系改修工営所の管内では、当工営所(大阪市城東区)の雨量計で1時間最大雨量27mm(8月10日(日曜日)11時から12時)、総雨量173mmを記録したほか、中竹渕橋(大阪市平野区)や寝屋川治水緑地(寝屋川市・大東市)など各地で1時間に20mm前後の雨を記録しました。

寝屋川流域各観測地点の雨量

寝屋川流域各観測地点の雨量(平成26年8月10日)

 当工営所が管理する河川の下流部については、河川の水位が大阪湾の干満の影響を受けて変動しており、たとえば、寝屋川では大東市の住道駅付近までその影響が及んでいます。

 8月10日(日曜日)には、台風11号の通過に伴う大阪湾の潮位の上昇と降雨による水位の上昇が合わさって影響し、寝屋川、第二寝屋川及び恩智川(下流域)ではん濫注意水位(警戒水位)を突破したため、水防警報を発表し関係する水防管理者(市及び水防事務組合)などに水防活動が必要である旨を通知しました。

大阪湾の潮位と寝屋川流域各観測地点の水位 

大阪湾の潮位と寝屋川流域各観測地点の水位(平成26年8月10日)

※1 潮位偏差:実測潮位(台風の影響による実際の潮位)と天文潮位(普段予想される潮位)との差。

※2 はん濫注意水位:市町村は避難準備情報の発令を判断し、状況に応じて発令する水位。住民ははん濫に関する情報に注意するべき水位。

  この水位上昇に伴い、当工営所では、平野川分水路排水機場の運転、古川水門の閉鎖など治水施設を操作して洪水を防御するとともに、平成26年7月23日(水曜日)に部分供用を開始したばかりの西郷通調節池をはじめ、寝屋川流域各地の遊水地流域調節池地下河川では雨水を貯留することで、流域の浸水被害を軽減しました!

恩智川治水緑地に雨水を貯留している様子  恩智川治水緑地へ水が越流する様子

 恩智川治水緑地では、普段グラウンドとして利用されている場所などに40,000立方メートルという大量の洪水を貯留しました(左写真)。右写真は大雨で水位が高くなった恩智川から恩智川治水緑地内へ水が越流している様子です。

花園多目的遊水地の普段の様子 花園多目的遊水地に雨水を貯留している様子

花園多目的遊水地(東大阪市)では、普段は公園として利用されている場所(左写真)に雨水を貯留しました(右写真)。

☆主な貯留実績(1,000立方メートル以上貯留した施設) 

施設名

貯留量(立方メートル)

容量(立方メートル)

遊水地

寝屋川市・大東市

寝屋川治水緑地

14,000

1,460,000

東大阪市・八尾市

恩智川治水緑地

40,000

890,000(一期のみ)

東大阪市

花園多目的遊水地

7,000

320,000

流域調節池

寝屋川市

香里西調節池

1,539

8,000

御幸西調節池

9,482

20,000

萱島調節池

4,314

26,000

守口市

大久保調節池

16,326

16,000

大日南調節池

17,943

20,000

西郷通調節池

9,983

37,000(暫定)

門真市

三ツ島調節池

2,417

24,000

一番町調節池

12,096

15,000

門真南調節池

13,073

35,000

大東市

南郷調節池

1,418

10,000

東諸福調節池

5,574

26,000

八尾市

志紀調節池

1,145

10,000

八尾広域調節池

1,145

32,000

地下河川

寝屋川北部地下河川

36,900

130,000(暫定)

寝屋川南部地下河川

23,200

630,000(暫定)

合計

217,555

(25mプール約580杯分※3)

 

※3 25mプールの容積を375立方メートルとして計算

 また、当工営所では、流域対策として、敷地内に降った雨を一時的に貯留し下水道へ雨水が短時間に流出することを抑制して、周辺の浸水被害の軽減に取り組んでいます。8月10日(日曜日)には、当工営所の玄関前の貯留池でも雨水を貯留しました。

普段の貯留池の様子 雨水貯留時の貯留池の様子

当工営所の玄関前の貯留池の普段の様子(左写真)と雨水貯留時の様子(右写真)

 このような流域対策は、寝屋川流域の皆様が取り組んでいただくことができる治水対策です。雨の日にはお風呂の水を流さずに貯めておく、雨水をタンクに貯めて水まきに使うといった貯留に皆様お一人おひとりが取り組んでいただくことにより、浸水被害の軽減に役立ちますので、ご協力いただきますようよろしくお願いいたします。

このページの作成所属
都市整備部 寝屋川水系改修工営所 企画防災グループ

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