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更新日:2025年6月19日

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府立弥生文化博物館 令和7年度夏季企画展「大園(おおぞの)―古代王権の地域デザイン―」を開催します

弥生文化博物館R7夏季企画展チラシ表

弥生文化博物館令和7年度夏季企画展のチラシ

開催日時

  • 2025年7月19日(土曜日)9時30分から9月21日(日曜日)17時00分

詳細

弥生時代を代表する集落として著名な国指定史跡池上曽根遺跡にほど近い和泉北部の台地上、考古学史に輝くもう一つの重要遺跡があります。大阪府泉大津市・和泉市・高石市にまたがり、大園(おおぞの)遺跡と名付けられたこの遺跡では、1970年代に大阪府教育委員会により大規模な発掘調査が行われ、旧石器時代から古代、中世に及ぶ大複合遺跡であることが判明しました。多岐にわたる調査成果の中でも、古墳時代の「首長居館」や100棟以上が検出された掘立柱建物は、実態不明であった古墳時代集落の具体像を示すものとして大いに注目されました。
その後、今日に至るまで、泉大津市、和泉市、高石市の各教育委員会によって大小多数の発掘調査が行われ、この集落の盛衰が劇的な展開をたどったことが明らかとなりつつあります。とりわけ5世紀と7世紀には、ヤマト王権の介入により大きな様相の変化が生じており、王権による地域社会の計画的な編成、すなわち地域の「デザイン」がなされたことを示すものと評価ができます。
本展では、「首長居館」の発掘から50年を経た現在までに積み重ねられた大園遺跡の発掘調査成果を総合し、その他の遺跡の資料とあわせて通時的に検討することにより、弥生文化博物館が所在する和泉北部の特質について考えます。

会期:令和7年7月19日(土曜日)から9月21日(日曜日)まで
会場:弥生文化博物館 2階特別展示室
開館時間:午前9時30分から午後5時まで(入館は午後4時30分まで)
休館日:毎週月曜日(月曜日が祝休日の場合は開館し、翌火曜日に休館)
入館料:一般430円[340円]、65歳以上・高大生330円[260円]
※中学生以下・障がい者手帳をお持ちの方とその介助者1名は無料
※[]内は20名以上の団体割引料金

○関連行事
(1)講演会
各回共通事項
時間:午後1時30分から午後4時
参加費:無料(要入館料)
定員:各回とも130名(当日先着順 開館時より整理券配付、開演30分前から開場・受付)

第1回
8月2日(土曜日)「大園遺跡の埴輪生産と地域社会の変容」
 「埴輪の生産体制と和泉の埴輪」
 原田 昌浩氏(南山大学 講師)
 「王権中枢の埴輪の系譜―佐紀陵山古墳と摩湯山古墳」
 東影 悠氏(奈良県立橿原考古学研究所 調査第二係長)
 「和泉地域の集落動態と大園遺跡の埴輪生産」
 三好 玄(大阪府立弥生文化博物館 学芸総括)

第2回
8月16日(土曜日)「大園遺跡とミヤケ」
 「計画村落出現の意義―ミヤケ制とのかかわり―」
 三好 玄(大阪府立弥生文化博物館 学芸総括)
 「コホリ以前~考古学からみた地域の形成過程~」
 菱田 哲郎氏(兵庫県立考古博物館 館長)

第3回
9月6日(土曜日)「大園遺跡と和泉のミヤコ」
 「元正天皇の離宮「和泉宮」―発掘調査の成果から―」
 奥野 美和(泉大津市教育委員会 課長補佐)
 「奈良時代の和泉のミヤコについて」
 遠藤 慶太氏(皇學館大学 教授)

第4回
9月20日(土曜日)「大園遺跡と和泉北部の古代社会」
 「考古学からみた和泉北部の古代社会」
 白石 耕治氏(大阪大谷大学 非常勤講師)
 「大園遺跡と古墳時代の社会」
 広瀬 和雄氏(国立歴史民俗博物館 名誉教授)

(2)イベント
「校庭に前方後円墳を描こう」
測量機器を使って、実物大の前方後円墳(大園古墳)を校庭に描きます。
埴輪を模したキャンドルで飾ってライトアップしよう!
 日時:8月3日(日曜日)午後3時~午後5時 ライトアップは午後6時ごろから
 開催場所:畔田公園(泉大津市立条東小学校グラウンド)
 集合場所:泉大津市立池上曽根弥生学習館(畔田公園)
 体験料:無料
 定員:30名(ライトアップは定員なし)
 協賛:大阪土地家屋調査士会・大阪土地家屋調査士会泉州支部
 申し込み方法:代表者名・参加人数・連絡先を記載の上、info@yayoi-bunka.comあてにお申込みください。
 ※ライトアップは必ず保護者同伴のうえご参加ください。
 ※ライトアップのみの参加は申し込み不要です。

「大園展合同ワークショップ×夏休みフェスタ」
弥生博にワークショップが大集合!
 日時:8月10日(日曜日)午前10時~午後3時(昼休み:午前12時~午後1時)
 出展者:企画展共催5団体及び近隣の博物館・各種団体等

(3)弥生文化博物館・近つ飛鳥博物館〈交換講演会〉
・講演会 in 弥生文化博物館
「古代人の食と考古学―近つ博夏季企画展のみどころ―」
東藤 隆浩(近つ飛鳥博物館 学芸員)
 日時: 7月5日(土曜日)午後2時~午後3時30分 
 会場:大阪府立弥生文化博物館 1階ホール・サロン
 定員:130名
 参加費:無料(ただし、要入館料)

・講演会 in 近つ飛鳥博物館
「古代王権の展開と大園(おおぞの)遺跡―弥生博夏季企画展のみどころ―」
三好 玄(弥生文化博物館 学芸総括)
 日時:7月21日(月・祝)午後2時~午後3時
 会場:大阪府立近つ飛鳥博物館 地階ホール
 定員:150名
 参加費:無料(ただし、要入館料)

(4)展示解説
 開催日:会期中毎週土曜日
 時間:午前10時30分より1時間程度
 参加費:無料(申し込み不要)

○アクセス
公共交通機関をご利用の方
JR阪和線「信太山」駅下車、西へ約600m。
南海本線「松ノ浜」駅下車、東へ約1,500m。

自家用車をご利用の方
国道26号「池上町」交差点南西角
P普通車72台(無料)

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