平成30年5月委員会会議会議録

更新日:2018年6月28日

大阪府教育委員会会議会議録

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1 会議開催の日時

   平成30年5月18日(金曜日)  午前10時00分 開会

                       午前10時23分 閉会

2 会議の場所

   災害対策本部会議室(新別館北館1階)

3 会議に出席した者

教育長酒井 隆行
委員竹若 洋三
委員岩下 由利子
委員良原 惠子
委員岡部 美香
教育監橋本 光能
教育次長中野 伸一
教育センター所長木村  雅則
教育総務企画課長村田 幸正
教育振興室長向畦地 昭雄
高等学校課長網代 典子
高校再編整備課長大武   基
支援教育課長柴田 尚彦
市町村教育室長坂本 俊哉
小中学校課長桝田 千佳
教職員室長田村 真二
教職員人事課長伊庭   亨
政策アドバイザー向井 正博

4 会議に付した案件等

◎ 議題1 平成31年度大阪府立高等学校「日本語指導が必要な帰国生徒・外国人生徒入学者選抜」について

◎ 議題2 平成31年度大阪府公立高等学校「知的障がい生徒自立支援コース入学者選抜」及び平成31年度大阪府立知的障がい高等支援学校職業学科の「大阪府立高等学校に設置する共生推進教室入学者選抜」について

◎ 議題3 平成31年度使用府立学校教科用図書採択要領及び平成31年度使用高等学校用教科用図書選定の手引きについて

◎ 報告事項1 平成30年5月定例府議会提出予定の議案について

5 議事等の要旨

(1) 会議録署名委員の指定

 竹若委員を指定した。

(2) 4月27日の会議録について

 全員異議なく承認した。

(3) 議題の審議等

◎ 議題1 平成31年度大阪府立高等学校「日本語指導が必要な帰国生徒・外国人生徒入学者選抜」について

【議題の趣旨説明(高等学校課長)】

標記選抜を実施する高等学校を次のとおり決定する件である。

  大阪府立東淀川高等学校

  大阪府立長吉高等学校

  大阪府立福井高等学校

  大阪府立門真なみはや高等学校

  大阪府立布施北高等学校

  大阪府立八尾北高等学校

  大阪府立成美高等学校

 

【質疑応答】

(岩下委員)中国人の他、外国の方を対象とするとの話だったが、外国の方というのはアジア圏の方が多いのか。

(網代高等学校課長)国籍自体の把握はしていないが、今申し上げたように日本語以外を使用できるということで、やはり中国語の使用が多い。その他スペイン語やタガログ語、ネパール語を使って作文を書く生徒もいる。

(岩下委員)通訳の方について、例えばネパール語などの特殊な言語は通訳の確保が難しいと思う。以前、特別非常勤職員として来てもらっていると聞いたが、通訳の選考基準はどのようになっているか。

(網代高等学校課長)選考基準は特に設けていないが、そういった生徒の支援については教育サポーターという形であったり、授業の中では抽出をして授業をしたりということもしている。

(橋本教育監)少し補足をする。私はこの7校のうちの一つである、長吉高等学校の校長をしていたことがある。歴史的経緯があってなかなか日本に帰れずに帰国された方を念頭に始まった制度なので、元々は中国語が多かったが、最近はフィリピン語などアジア圏が多い。また、南米から来る生徒もいるのでスペイン語やポルトガル語も需要がある。通訳については二つあり、一つは選抜では母国語で作文を書くので、その採点のために厳格に人を選んでいる。主に大学の先生などであるが、基準を設けてきちんと客観性を担保できる人に採点してもらっている。一方で日常の通訳というのはできる人が限られているので、弾力的にお願いしている。

(岩下委員)私が基準のことを話したのは、日本の文化や教育的な指導というのも必要だと思ったからである。ただ通訳ができればいいということではなく、やはり人間形成に一番大切な時期なので、その辺も心配だと思いお話しした。

(橋本教育監)おっしゃる通り、ただ言語ができればいいというものではなく、その子の文化的背景であったりアイデンティティにも関わることなので、人材は限られているが、あらゆるルートを使いその生活背景・文化背景も含めてその子をサポートできるような人材を探して依頼している。

(岩下委員)そのような経緯があるということで、理解した。

(竹若委員)86名の定員枠に118名の志願者があったとのことだが、これは年々増える傾向にあるのか。

(網代高等学校課長)過去最大の数であり、年々増える傾向である。

(竹若委員)地域的なことを考慮してこの7校を選んでいると思うが、今後増えていく可能性があるとすれば、7校に限らず今後は拡大もしていかなくてはならないと思う。それは今後の検討課題だが、7校に在籍する、1校あたりの平均は大体何人くらいなのか。

(網代高等学校課長)募集の段階で募集人員の5パーセントの枠を設けているので、1学年につき12から14名である。

(竹若委員)わかった。

   

【採決の結果】

賛成多数により、原案どおり決定した。

(賛成者 酒井教育長、竹若委員、岩下委員、良原委員、岡部委員)

 

◎ 議題2 平成31年度大阪府公立高等学校「知的障がい生徒自立支援コース入学者選抜」及び平成31年度大阪府立知的障がい高等支援学校職業学科の「大阪府立高等学校に設置する共生推進教室入学者選抜」について

【議題の趣旨説明(支援教育課長)】

1 平成31年度大阪府公立高等学校「知的障がい生徒自立支援コース入学者選抜」を実施する府立高等学校を次のとおり決定する件である。

 大阪府立阿武野高等学校

 大阪府立枚方なぎさ高等学校

 大阪府立八尾翠翔高等学校

 大阪府立園芸高等学校

 大阪府立柴島高等学校

 大阪府立西成高等学校

 大阪府立松原高等学校

 大阪府立堺東高等学校

 大阪府立貝塚高等学校

2 平成31年度大阪府立知的障がい高等支援学校職業学科の「大阪府立高等学校に設置する共生推進教室入学者選抜」を実施する設置校を次のとおり決定する件である。

○ 大阪府立たまがわ高等支援学校の「共生推進教室入学者選抜」を実施する設置校

 大阪府立金剛高等学校

 大阪府立枚岡樟風高等学校

○ 大阪府立とりかい高等支援学校の「共生推進教室入学者選抜」を実施する設置校

 大阪府立北摂つばさ高等学校

 大阪府立千里青雲高等学校

○ 大阪府立すながわ高等支援学校の「共生推進教室入学者選抜」を実施する設置校

 大阪府立信太高等学校

 大阪府立久米田高等学校

○ 大阪府立むらの高等支援学校の「共生推進教室入学者選抜」を実施する設置校

 大阪府立緑風冠高等学校

 大阪府立芦間高等学校

 

【質疑応答】 

 なし

 

【採決の結果】

賛成多数により、原案どおり決定した。

(賛成者 酒井教育長、竹若委員、岩下委員、良原委員、岡部委員)

 

◎ 議題3 平成31年度使用府立学校教科用図書採択要領及び平成31年度使用高等学校用教科用図書選定の手引きについて

【議題の趣旨説明(高等学校課長)】

標記について定める件である。なお、最終的な教科用図書の採択は、校長の選定をもとに、8月の教育委員会会議において決定する予定である。

 

【質疑応答】

(岩下委員)3−10ページの(2)「文部科学省による指導」に記載されている内容について、以前、不正が多かったので校長先生に周知徹底してほしい。また、その学校にとっていいものであるかという観点からしっかり選定してもらうよう伝えてほしい。

 

【採決の結果】

 賛成多数により、原案どおり決定した。

(賛成者 酒井教育長、竹若委員、岩下委員、良原委員、岡部委員)

 

◎ 報告事項1 平成30年5月定例府議会提出予定の議案について

【報告の趣旨説明(教職員人事課長)】

平成30年5月定例府議会に提出予定の、特に教育に関する事務について定める議会の議決を経るべき事件の議案について、次のとおり報告し、委員会に意見を求める件である。

〇条例案

 1 大阪府学校医等の公務災害補償に関する条例一部改正の件

 

【質疑応答】

なし

 

 

このページの作成所属
教育庁 教育総務企画課 広報・議事グループ

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