第4章 基本方針5

更新日:2019年8月20日

基本方針5 子どもたちの健やかな体をはぐくみます

現状と課題

○ 全国体力・運動能力調査の結果は、各種目とも徐々に改善傾向にありますが、全国平均に比べ依然として低い状況です。また、特に運動する子としない子の二極化が顕著となっており、児童・生徒がスポーツを好きになるような取組みや体力向上の取組みなど、運動する機会を増やすよう継続的に推進していく必要があります。

全国体力・運動能力、運動習慣等調査 20mシャトルラン平均値の推移   平成24年度全国体力・運動能力、運動習慣等調査 1週間の総運動時間


○ 全国学力・学習状況調査において、「7時より前に起床していますか」「朝食を毎日食べていますか」の質問に対して、「している」と答えた割合は、依然として全国平均より低い状況にあることから、基本的な生活習慣の定着を図る必要があります。

○ 今後、公立中学校における学校給食の導入が進む中、学校教育活動全体を通じた食に関する指導を推進していく必要があります。

全国学力・学習状況調査 「朝食を毎日食べていますか」

    

基本的方向

○ PDCAサイクルに基づく学校における体育活動の活性化や、地域・家庭におけるスポーツ活動に親しむ機会の充実により、児童・生徒の運動習慣をはぐくみます。

○ 学校における食に関する指導や学校保健活動等を充実するとともに、地域や家庭と連携して子どもの生活習慣の定着を通した健康づくりをすすめます。

    

重点取組

重点取組25 運動機会の充実による体力づくり

学校における体育活動の活性化

 小・中学校において「体力づくり推進計画」の策定を推進し、児童・生徒の体力づくりに向けた検証改善サイクルを確立します。また、教員研修や外部指導者の活用等による体育授業の充実や運動部活動の活性化を図るとともに、スポーツ大会の実施やトップアスリートの派遣など、学校における体育活動の活性化に取り組みます。さらに、運動部活動指導者を対象とした研修の実施等により指導者の資質向上に取り組みます。

地域や家庭でスポーツ活動に親しむ機会の充実

 児童・生徒が楽しく体を動かすことができるようなツールの開発など、運動習慣の確立に向けた取組みや、学校体育施設のスポーツ活動への開放や地域スポーツクラブの育成・活用など、地域や家庭でスポーツ活動に親しむ機会を増やす取組みをすすめます。

 

重点取組26 学校・家庭・地域の連携による生活習慣の定着を通した健康づくり

学校における健康づくりの推進 

 児童・生徒自らが健康を保持増進することができる実践力を身に付けられるよう、学校医等と連携した学校保健委員会の活性化や各種研修会の実施など、学校保健活動の充実をすすめます。
 また、中学校給食の導入をすすめるとともに、「食に関する指導の全体計画」に基づき、栄養教諭を中心に全教職員が連携・協力して校内組織を充実させ、学校教育活動全体を通じた食に関する指導を推進します。

地域や家庭と連携した健康づくりの推進

 保護者に対する「健康3原則」をはじめとした基本的な生活習慣の周知、専門医による講演、「3つの朝運動」など、地域や家庭と連携して生活習慣の定着や児童・生徒の健康課題解決に向けた取組みをすすめます。

  

 

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教育庁 教育総務企画課 教育政策グループ

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