体育科設置計画

府立高校のさらなる特色づくりの推進事業

新たな専門学科（体育科）設置計画

■事業目的

将来のトップアスリートや体育指導者のみならず、メンタルトレーナー、スポーツ・福祉施設指導員等、幅広い分野で活躍する人材の育成をめざす。

■事業概要

生徒の多様な学習ニーズと進路選択を実現するため、新たな専門学科として、体育科を設置する。

■基本計画

１　設置対象校

２　対象校の選定

以下の方針により対象校を選定することにした。

1）既設の体育科設置校（府立大塚、大阪市立桜宮、汎愛）に淀川以北からの入学者が少ないことから、この地域と周辺地域の中学生や保護者の体育科に対するニーズに応えるため、淀川以北の地域に新しい体育科を設置する。

2）公共交通機関の状況を踏まえた通学の利便性を考慮して、大阪北部地域を中心に広く府域からの通学が見込まれる高校を選定する。

大阪府立摂津高等学校は、

1）グラウンド面積が約２３，０００平方メートルあり、淀川以北に位置する学校の中で、グラウンドが最も広い学校である。

2）４００メートルトラックをとることができるなど、グラウンド種目を中心とした体育科の教育活動が実施できる学校である。

3）ＪＲ千里丘駅、大阪モノレール摂津駅から徒歩１５分程度の場所に位置し、大阪北部地域を中心に広く府域からの通学が可能な学校である。

4）開校以来、部活動が盛んで、運動系部活動の加入率が５０％を超えている。また、外部指導者を積極的に活用するなど、運動部の強化に取り組んでいる。

以上から、摂津高校が体育科設置校として適当であると考え、対象校とした。

３　募集・入学者選抜

1）前期選抜により府内全域から生徒を募集する。

2）「体育科」は「普通科」との併置とし、定員は、１学年２クラス、８０名とする。

４　教育課程等

1）教育課程の編成に当たっては、体育に関する専門的知識と運動技能を習得させ、体育・スポーツの振興発展に寄与する能力と態度を育てることを目標とする。

2）専門教科「体育」等に関する専門科目等を２５単位以上開設する。

3）競技力の向上によるトップアスリートの育成、スポーツ指導法、フィジカル及びメンタルトレーニング法などを身につけたスポーツ指導者、メンタルトレーナー、スポーツ・福祉施設指導員の育成等を視野に入れた教育課程の編成を行う。

５　今後の整備の進め方

1）平成２１年度中に「新体育科準備委員会（仮称）」を設置する。

2）「新体育科準備委員会（仮称）」においては、新体育科の教育課程、教育内容、教育方法等の検討とあわせて、必要となる施設・設備についても検討し、年度内に基本的な方向性を取りまとめる。

６　今後のスケジュール