一般財団法人大阪府視覚障害者福祉協会 議事要旨(3)

更新日:2023年4月10日

(1) (2) (3) ※3ページに分割して掲載しています。

回答骨子

午後の部1(14時00分から15時30分)

(要望項目)
 21 既存施設についても、バリアフリー新法の基準に基づき、必要な改善をしてください。 また、公共施設や庁舎の出入り口は利用しやすくし、音声案内を設置してください。
(回答)
 既存施設の改善について、バリアフリー法では、建物を所有、管理又は占有する建築主等に対し、建築物移動等円滑化基準に適合させるよう努力義務を課しており、また、大阪府福祉のまちづくり条例においても、既存施設の改善に関する規定を定めています。
 条例では、多数の者が利用する既存施設の所有者等に対して、その施設が高齢者や障がい者の方が、安全かつ容易に使用できるかについて調査を行った上で、改善計画を作成させ、その改善計画の実施状況について、定期に報告を求める、となっております。
 大阪府としましては、条例に基づく既存施設の改善が着実に実施されますよう、努めてまいります。
 また、公共施設の出入り口の音声案内設置については、法や条例では義務とはなっておりませんが、大阪府福祉のまちづくり条例ガイドラインにおいて、出入口における配慮すべき事項として、「ドアの場所や形状について、音声で案内することが望ましい」として、設置を誘導しております。
 既存施設について、法や条例の趣旨を踏まえた改修がなされるよう、条例ガイドライン等を活用し、設計者・施設管理者への周知に努めてまいります。
(回答部局課名)
 都市整備部 住宅建築局 建築環境課

(要望項目)
 22 鉄道駅構内等において安全な移動を確保するために
 (1)鉄道各駅にホームドア、ホーム柵、内方線ブロックを危険度の高い駅から優先して早期に設置するよう鉄道事業者に働きかけてください。また、踏切での事故を防止するため、踏切内へのエスコートゾーンの早急な設置を各鉄道事業者に働きかけてください。
(回答)
 可動式ホーム柵につきましては、平成23年度に地元市と協調して国と同等の補助を行う補助制度を創設し、可動式ホーム柵整備の促進に努めてきたところです。
 また、大阪府、大阪市、堺市、及び主要な鉄道事業者で構成する「可動式ホーム柵整備事業に関する連絡調整会議」において、可動式ホーム柵の今後の取組みの方針などをまとめた「大阪府内の駅ホームにおける安全性向上の取組みについて」を令和3年4月に見直し、従来指標としてきた利用者数による駅単位での整備に加え、転落および接触事故の発生状況、鉄道駅の構造および利用実態、地域の実情等を勘案し、優先度が高いホームでの整備促進を図ることとしております。
 今後も、この方針に基づき、引き続き鉄道事業者に対し、「可動式ホーム柵整備事業に関する連絡調整会議」の場などを通じて、可動式ホーム柵の早期設置を働きかけてまいります。
 内方線付き点状ブロックにつきましては、従前より国、府、市町村や鉄道事業者などで構成する「大阪府重点整備地区バリアフリー推進連絡会議」の場などにおいて、全ての駅に内方線付き点状ブロックを整備するよう、鉄道事業者に働きかけております。
 大阪府内の駅における内方線付き点状ブロックの整備状況ですが、
 ・一日当たりの利用者が1万人以上の駅については、全ての駅において設置が完了し、
 ・一日当たりの利用者が3千人以上の駅については、令和3年度末時点で、436駅のうち433駅が設置済み(約99%)となっています。
 今後も、全ての駅に内方線付き点状ブロックが設置されるよう、鉄道事業者に対し、働きかけてまいります。
 踏切道内へのエスコートゾーンにつきましては、平成19年に警察庁が定めた横断歩道用のエスコートゾーンの設置に関する指針を参考に、大阪府視覚障害者福祉協会からの踏切の安全対策に関する要望等を踏まえ、平成22年から23年度に阪急服部踏切、平成25年度に南海二色浜4号、樽井5号踏切において、試行的に設置してきたところです。
 令和4年6月9日、国において「道路の移動等円滑化に関するガイドライン」が改定され、踏切道内には、鉄道事業者とも連携し、視覚障害者が車道や線路に誤って進入することを防ぐとともに踏切の外にいると誤認することを回避するため、「表面に凹凸のついた誘導表示等」(歩道等に設置する視覚障害者誘導用ブロックとは異なる形式とする)を設けることが望ましいと示されましたが、踏切道内の「表面に凹凸のついた誘導表示等」の設置の在り方につきましては、「道路空間のユニバーサルデザインを考える懇談会」等において引き続き検討する予定となっています。
 今後、国の検討状況を注視しつつ、エスコートゾーン設置要望がある踏切道につきましては、大阪府視覚障害者福祉協会のご意見を確認し、取り組んでまいりたいと考えております。
(回答部局課名)
 都市整備部 道路室 道路環境課
 都市整備部 交通戦略室 鉄道推進課
 都市整備部 住宅建築局 建築環境課

(要望項目)
 22 鉄道駅構内等において安全な移動を確保するために
 (2)大阪府立福祉情報コミュニケーションセンター最寄りの、地下鉄森ノ宮駅、JR森ノ宮駅にホームドアを早期に設置するよう鉄道事業者に働きかけてください。
(回答)
 大阪府では、鉄道駅ホームにおける安全対策として、可動式ホーム柵の整備促進に向け、平成23年度に補助制度を創設するとともに、鉄道事業者に対し、大阪府、大阪市、堺市、及び主要な鉄道事業者で構成する「可動式ホーム柵整備事業に関する連絡調整会議」の場などを通じて、整備促進の働きかけを行っているところです。
 大阪府立福祉情報コミュニケーションセンター最寄り駅につきましては、Osaka Metro森ノ宮駅で、令和6年度までに設置予定と聞いております。
 JR森ノ宮駅についても、駅ホームにおける安全性向上が図られるよう、引き続き、JR西日本に対し、可動式ホーム柵の設置を働きかけてまいります。
(回答部局課名)
 都市整備部 交通戦略室 鉄道推進課

(要望項目)
 22 鉄道駅構内等において安全な移動を確保するために
 (3)JR新今宮駅にホームドアと(西口から乗り場まで)エレベーター、エスカレーターを早期に設置するようJRに働きかけてください。
(回答)
 大阪府では、鉄道駅ホームにおける安全対策として、可動式ホーム柵の整備促進に向け、平成23年度に補助制度を創設するとともに、鉄道事業者に対し、大阪府、大阪市、堺市、及び主要な鉄道事業者で構成する「可動式ホーム柵整備事業に関する連絡調整会議」の場などを通じて、整備促進の働きかけを行っているところです。
 JR新今宮駅につきましては、令和3年7月に1番線(環状線内回り)、令和4年3月に4番線(環状線外回り)で可動式ホーム柵の運用が開始されました。
 今後も、駅ホームにおける安全性向上が図られるよう、残る2、3番線についても、JR西日本に対し可動式ホーム柵の設置を働きかけてまいります。
 エレベーターの設置については、一日当たり3千人以上の利用者数の駅については、概ね達成する見通しです。更に、令和2年3月に府補助要綱の拡充を行い、一日当たり3千人未満の利用者数の駅も対象とし、エレベーターの設置を促進しています。
 これについて、「大阪府重点整備地区バリアフリー推進連絡会議」などの場を通じて、鉄道事業者に対して働きかけてまいります。
(回答部局課名)
 都市整備部 交通戦略室 鉄道推進課
 都市整備部 住宅建築局 建築環境課

(要望項目)
 22 鉄道駅構内等において安全な移動を確保するために
 (4)エレベーターの設置を進めるととともに、各鉄道事業者のエレベーターの音声案内を適切な内容、タイミングに統一するよう働きかけてください。また、3機以上あるエレベーターでは、音声での到着案内のタイミングを早めるよう働きかけてください。
(回答)
 エレベーターの設置については、一日当たり3千人以上の利用者数の駅では、概ね達成する見通しです。更に、令和2年3月に府補助要綱の拡充を行い、一日当たり3千人未満の利用者数の駅も対象とし、エレベーターの設置を促進しています。
 エレベーターの音声案内について、国土交通省の「公共交通機関の移動等円滑化整備ガイドライン」では、昇降機(エレベーター)の音声・音響案内の標準的な整備内容が示されています。(ガイドライン旅客施設編 令和4年3月版61ページ「表示 音声等」より)
 これらについて、「大阪府重点整備地区バリアフリー推進連絡会議」などの場を通じて、鉄道事業者に対して周知啓発を行ってまいります。
(回答部局課名)
 都市整備部 住宅建築局 建築環境課

(要望項目)
 22 鉄道駅構内等において安全な移動を確保するために
 (5)乗降客の少ない駅であっても常時駅員を配置するよう鉄道事業者に働きかけてください。また、みどりの窓口が廃止された駅でも視覚障害者が単独で長距離切符や特急券、定期券が買えるよう鉄道事業者に働きかけてください。
 (6)今後の視覚障害者の安全対策や介助方法などを踏まえた駅の管理体制について、各鉄道事業者と駅所在市町村、視覚障害者団体で早急に対策を議論するよう働きかけてください。
(回答)
 駅員の常時配置に関しては、大阪府としては、鉄道事業者に指導や強制する法的な権限を有していないのが実情です。
 しかしながら、公共交通として、すべての利用者の利便性及び安全性を向上させることは重要であると認識しており、駅が果たす役割を踏まえ、国、府、市町村、そして鉄道事業者により構成する「大阪府重点整備地区バリアフリー推進連絡会議」などの場を通じて、障がい者等の駅利用の利便性や安全性の確保の観点から「駅係員の配置が望ましい」という府の考え方を示し、鉄道事業者に対し継続して働きかけを行っているところです。
 併せて、鉄道事業者がやむを得ず駅の無人化を実施する場合には、
 ・事前に利用者や関係機関等に対し、情報提供を行うこと
 ・あらかじめ市町村や地元自治会等との協議の場を設けること
 ・モニター付インターホンの設置やバリアフリー化など、適切な対策を講じること
 などについても働きかけを行っています。
 また、国土交通省では、令和2年11月から障がい者団体や鉄道事業者との意見交換会において無人駅等の安全・円滑な利用に向けた検討を行い、先日ガイドラインが策定されたところです。
 引き続き、利用者の安全性・利便性が確保されるよう、国のガイドライン等も踏まえ、国、市町村、及び鉄道事業者へ働きかけを行ってまいります。
(回答部局課名)
 福祉部 障がい福祉室 障がい福祉企画課
 都市整備部 交通戦略室 交通計画課
 都市整備部 住宅建築局 建築環境課

(要望項目)
 22 鉄道駅構内等において安全な移動を確保するために
 (7)ホームで歩きスマートホンをしないよう啓発してください。
(回答)
 大阪府では、スマートホンを操作しながら歩行するなどの「ながらスマホ」の危険性を周知してマナー向上を図るため、春・秋の全国交通安全運動など、様々な機会を通じて、広報・啓発などを推進しております。
 具体的には、公共施設などでのポスター等の掲示のほか、主要ターミナル駅や鉄道車両内でのデジタルサイネージを活用した広報、自動車販売店や献血会場での広報・啓発など、公共交通機関や民間事業者とともに取り組んでおります。
 引き続き、公共交通機関などと連携・協力しつつ、様々な場面を活用して幅広く府民に広報・啓発に取り組んでまいります。
(回答部局課名)
 都市整備部 交通戦略室 交通計画課

(要望項目)
 22 鉄道駅構内等において安全な移動を確保するために
 (8)電車内、駅構内では、的確でわかりやすいアナウンスをするよう鉄道事業者に働きかけてください。
(回答)
 国土交通省の「公共交通機関の移動等円滑化整備ガイドライン」では、駅構内の音声・音響案内の標準的な整備内容として、
 ・車両等の発車番線、発車時刻、行先、経由、到着、通過等のアナウンスは、聞き取りやすい音量、音質、速さで繰り返す等して放送する。
 ・同一のプラットホーム上では異なる音声等で番線の違いが分かるようにする。
 と記載されています。(ガイドライン旅客施設編 令和4年3月版127ページ「車両等の運行に関する案内」より)
 これらについて、「大阪府重点整備地区バリアフリー推進連絡会議」などの場を通じて、鉄道事業者に対して周知啓発を行ってまいります。
(回答部局課名)
 都市整備部 交通戦略室 交通計画課
 都市整備部 住宅建築局 建築環境課

(要望項目)
 23 エスカレーターの昇降位置まで、誘導用点字ブロックを敷設するよう、また昇り下りを音声で案内するよう、さらに踏み板の色彩を判別しやすくするよう、関係機関に働きかけてください。また、エスカレーターでは歩かない、走らないようにし、その旨分かりやすく表示するよう、鉄道事業者や商業施設を指導してください。
(回答)
 大阪府福祉のまちづくり条例では、エスカレーターの基準として、
 1)階段状のエスカレーターにあっては、踏み段の端部の全体がその周囲の部分と色の明度、色相又は彩度の差が大きいことにより踏み段相互の境界を容易に識別できるものとすること。
 2)くし板の端部と踏み段の色の明度、色相又は彩度の差が大きいことによりくし板と踏み段等との境界を容易に識別できるものとすること。
 3)該当エスカレーターの行き先又は昇降方向を音声により知らせる設備を設けること。
 と規定し義務化しています。
 大阪府福祉のまちづくり条例ガイドラインでは、エスカレーターへの誘導について、「慣れない場所で視覚障がい者がエスカレーターを利用する場合、上り下りの区別がわかりにくい、乗降のタイミングがはかりにくい等の問題があるため、視覚障がい者をエスカレーターへ誘導する場合は、点状ブロック等や誘導固定手すりあるいは音声案内等を組み合わせて、安全に利用できるようにする必要がある。」としています。
 エスカレーターでの歩行について、国土交通省の公共交通機関の移動等円滑化整備ガイドラインでは、エスカレーターでの歩行への注意喚起が記載されています。(ガイドライン旅客施設編 令和4年3月版76ページ)
 これらについて、「大阪府重点整備地区バリアフリー推進連絡会議」などの場を通じて、鉄道事業者等に対して周知啓発を行ってまいります。
(回答部局課名)
 都市整備部 交通戦略室 交通計画課
 都市整備部 住宅建築局 建築環境課

(要望項目)
 24 道路上における歩道、点字ブロックの敷設等について
 (1)すべての道路に、歩道、点字ブロックを設置してください。
 (2)破損した歩道や、不適切な設置や劣化した点字ブロックは早急に改善してください。
 (3)歩道と車道の段差を、白杖で容易に判断できるようにしてください。
 (4)弱視者が安心して一人歩きできるよう、点字ブロック・段鼻を鮮明な色にしてください。
(回答)
 (1)大阪府の歩道整備の方針としましては、歩行者や自転車の交通量が多い路線や通学路、バリアフリー法に基づく特定道路および生活関連経路などを優先することとしております。さらに、事業に対する地元の理解と協力は不可欠であることから、地域の状況を勘案しながら進めているところです。また、点字ブロックにつきましては、横断歩道接続部等の注意喚起や方向指示のために必要な箇所で設置をおこなっているところです。
 (2)歩道部において構造物や舗装等が破損して危険な個所は、随時、復旧工事等の対応をいたします。また、不適切な設置や劣化した点字ブロックにつきましても、バリアフリー法の特定道路から優先的に改善していくとともに、その他の道路につきましても、順次、改善に取り組んでまいります。
 (3)歩道と車道の段差につきましては、バリアフリー法に基づく道路移動等円滑化基準により、適切に整備をおこなうとともに、不適合な箇所につきましても、順次、改善に努めてまいります。
 (4)誘導ブロックの色彩につきましては、これまでも当該部分を容易に識別できるよう整備を進めてきたところですが、引き続き、設置面との輝度比や明度差の確保に努めてまいります。また、段鼻につきましても、歩道橋等において、視覚的に識別しやすいよう、順次、改善に取り組んでまいります。
(回答部局課名)
 都市整備部 道路室 道路環境課

(要望項目)
 26 路上での歩きスマートフォンをやめるよう啓発を強化してください。
(回答)
 大阪府では、スマートフォンを操作しながら歩行するなどの「ながらスマホ」の危険性を周知してマナー向上を図るため、春・秋の全国交通安全運動など、様々な機会を通じて、広報・啓発などを推進しております。
 具体的には、公共施設などでのポスター等の掲示のほか、主要ターミナル駅や鉄道車両内でのデジタルサイネージを活用した広報、自動車販売店や献血会場での広報・啓発など、公共交通機関や民間事業者とともに取り組んでおります。
 引き続き、公共交通機関などと連携・協力しつつ、様々な場面を活用して幅広く府民に広報・啓発に取り組んでまいります。
(回答部局課名)
 都市整備部 交通戦略室 交通計画課

(要望項目)
 27 自転車(電動自転車、キックボードを含む。)の歩道上の乱暴な運転、無灯火やスマートフォン、携帯電話使用中の運転など、より一層厳しく取り締まってください。また、すべての府民に対して車道通行原則の交通ルールの徹底と自転車使用のマナーを啓発してください。併せて、学校での児童、生徒、学生等に対する自転車等の使用のマナーの指導強化に努めてください。
(回答)
 大阪府では、平成28年4月に施行した、「大阪府自転車の安全で適正な利用の促進に関する条例」に基づき、自転車利用者に対し、車道通行原則などの交通ルール遵守やマナー向上に向けた広報啓発活動を実施しています。
 具体的には、春、秋の全国交通安全運動など各季の府民運動等を通じて広報啓発活動を行っており、中でも特に11月を「自転車マナーアップ強化月間」と位置づけ、イベントやポスター、リーフレット等による広報啓発のほか、YouTubeによる啓発動画を配信するなど、自転車の安全で適正な利用に向けた広報啓発に取り組んでいます。
 また、運転中にスマートフォン等の操作を行う「ながら行為」についても、府民運動大綱に位置付け、防止に向けた取組を各関係機関とともに実施しています。
 さらに、学生を対象とした「自転車の交通安全コンテスト」を実施しているほか、学校等に自転車シミュレータや交通安全指導員を派遣しての交通安全教育も実施しています。
 今後も、関係機関等と連携、協力しながら、自転車の安全利用の促進に向けた取組を推進していきます。
(回答部局課名)※太字部について回答
 都市整備部 交通戦略室 交通計画課 

(要望項目)
 27 自転車(電動自転車、キックボードを含む。)の歩道上の乱暴な運転、無灯火やスマートフォン、携帯電話使用中の運転など、より一層厳しく取り締まってください。また、すべての府民に対して車道通行原則の交通ルールの徹底と自転車使用のマナーを啓発してください。併せて、学校での児童、生徒、学生等に対する自転車等の使用のマナーの指導強化に努めてください。
(回答)
 毎年、文部科学省事業を活用し、府内学校の交通安全担当教職員や市町村教育委員会の指導主事を対象に研修を実施することで、交通安全教育の推進に努めています。
 昨年度は、キックボードを含む電動モビリティや電動自転車での事故状況を確認しながら、交通安全教育の考え方など、研修を実施したところです。
 引き続き、各学校で実施する交通安全教室などを通じて、交通安全教育の推進に努めてまいります。
 また、府内の小学校1年生の保護者対象に「家庭における交通安全教育 保護者用テキスト」を作成・配付しているところです。
 交通ルールや自転車マナーの啓発に引き続き、取り組んでまいります。
(回答部局課名)※太字部について回答
 教育庁 教育振興室 保健体育課 

(要望項目)
 28 自転車の歩道通行を抑制するため、自転車専用道や誘導マーク(青矢印)の整備を促進してください。
(回答)
 路面標示等による車道内での自転車通行空間の整備につきましては、平成30年度に策定した「大阪府自転車通行空間整備10か年計画(案)」に基づき、自転車関連事故や自転車交通量が多い箇所などを対象に、令和7年度までに府管理道路において約200キロメートルを整備することとしており、自転車と歩行者が適切に分離された自転車通行空間の計画的な整備を推進してまいります。
(回答部局課名)
 都市整備部 道路室 道路環境課

(要望項目)
 29 道路上に放置されている自転車や自動車、商品や荷物を厳しく取り締まってください。また、各鉄道事業者や駅周辺の土地所有者に対して、放置自転車等の防止や安全対策を講じるよう指導してください。
(回答)
 鉄道駅周辺の自転車駐車場の設置については、「自転車の安全利用の促進及び自転車等の駐車対策の総合的推進に関する法律」において、自転車等駐車場設置に係る鉄道事業者の積極的な協力が義務付けられていることから、鉄道事業者に対して積極的な協力を行うよう継続的に市町村と連携して働きかけていきます。
 また、11月の「自転車マナーアップ強化月間」に合わせて「駅前放置自転車クリーンキャンペーン」を実施しており、関係機関・団体と連携して、集中的に広報、指導、撤去を行うことにより、広く府民に「自転車を放置しない!」「自転車を放置させない!」という意識の高揚を図っています。
 今後も、鉄道事業者や市町村をはじめとする関係団体等との連携を強化し、放置自転車等の防止を含む、自転車安全利用に関する取組を推進していきます。
(回答部局課名)※太字部について回答
 都市整備部 交通戦略室 交通計画課 

午後の部2(15時40分から16時30分)

(要望項目)
 4 すべての府民(公務員・警察官・教員・児童生徒を含む。)を対象に、視覚障害者を正しく理解するための啓発活動を充実してください。
(回答)
  府警におきましては、陣頭で指揮をとる新たに所属長となった職員に対しては、任用の際の研修で、障がいを理由とする差別の解消等に関しまして、部下職員に対して障がいの特性を理解して適切に対応させるという指導・監督の責任を担っているとの認識を深める教養を実施しております。
 また、新たに警察職員として採用された者に対しては、介助要領等を学ぶ体験型の研修等を実施しているところであり、その他職員には、昇任時や各専門分野に特化した教養の場において、「職務倫理」等の授業を通じまして、人権尊重に配意した府民応接のあり方について教授しております。
 平成28年4月1日に施行されました「障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律」に基づき訓令及び例規通達を策定し、職員が警察活動を推進するにあたり、個々の場面ごとに適切な対応を図ることができるように指導・教養を徹底しております。
 今後も引き続き、人権尊重に配慮した警察活動の啓蒙に努めてまいります。
(回答部局課名)
 大阪府警察本部

(要望項目)
 18 視覚障害者の職業自立を図るため、視覚障害者の三療業を守る支援をしてください。
 (1)三療業者(鍼・灸・マッサージ)の無免許営業、無資格類似業者の取締りを強化してください。
(回答)
 あん摩マツサージ指圧師、はり師、きゆう師等の無資格者の取締りにつきましては、これまで同様、違法な行為は看過しないという方針で対処しております。
 今後も、違法行為に対しては、法律に基づき厳正に対処していきます。
(回答部局課名)
 大阪府警察本部

(要望項目)
 25 音響式信号機及びエスコートゾーンの設置について 
 (1)すべての交差点に音響式信号機及びエスコートゾーンを設置してください。また、ラウンドアバウト交差点については、視覚障害者が安心して安全に横断できる方策を講じてください。
 (2)歩車分離式の信号機には、必ず音響式信号機を併設してください。
 (3)音響式信号機、エスコートゾーンの設置に当たっては、設置する交差点や位置、構造、音量等について地域の視覚障害者の意見を聞いてください。
 (4)押しボタン式の信号機にあっては、操作ボタンの位置がわかるように音を鳴らすなどしてください。
(回答)
 項目25について、整備状況から説明しますと、令和4年3月末までに
 音響式信号機     1633基
 エスコートゾーン      30本(道路管理者施工を除く)
 歩車分離式信号機  1011基
 うち音響式信号機        289基
 の整備を行ってまいりました。                 
 音響式信号機、エスコートゾーンの設置につきましては、地域の視覚障害者団体等のご意見やご要望を踏まえながら、周辺の交通環境等も勘案し、今後も道路管理者と連携して整備を推進してまいりたいと考えます。
 ラウンドアバウト交差点につきましても、引き続き道路管理者等と連携して、安全対策を検討してまいりたいと考えます。
 また、音響式信号の押ボタンにつきましても、押ボタン箱の位置まで点字ブロックで誘導したり、押ボタン箱を取り付ける柱が離れている場合は、アームを伸ばして、押しやすい位置に設置するなど、道路管理者と連携して整備を推進してまいります。
(回答部局課名)
 大阪府警察本部

(要望項目)
 27 自転車(電動自転車、キックボードを含む。)の歩道上の乱暴な運転、無灯火やスマートフォン、携帯電話使用中の運転など、より一層厳しく取り締まってください。また、すべての府民に対して車道通行原則の交通ルールの徹底と自転車使用のマナーを啓発してください。併せて、学校での児童、生徒、学生等に対する自転車等の使用のマナーの指導強化に努めてください。
(回答)
 無灯火や携帯電話を使用中の自転車の運転行為につきましては、「自転車安全指導カード」を交付して、指導警告を行うとともに、警察官の警告に従わない場合は、看過することなく、検挙しているところです。
 歩道は歩行者優先であることから、歩行者の安全確保を含め、今後も引き続き、自転車の悪質、危険な違反行為については厳しい姿勢で臨み、指導取締活動を強化してまいります。
 また、自転車のマナー啓発につきましては、自転車の交通秩序の整序化、府民の規範意識の高揚、自転車関連事故の減少を図るために、広報啓発、安全教育に取り組んでいるところであります。
 今後も、小・中学校等の児童・生徒、学生や高齢者等を対象にした安全教育、社会人層に対する企業講習、街頭における交差点活動時等のあらゆる機会を通じて、車両の運転者としての自覚と責任を理解させることで、ルールの遵守とマナーの向上を図ってまいります。
(回答部局課名)
 大阪府警察本部

(要望項目)
 28 自転車の歩道通行を抑制するため、自転車専用道や誘導マーク(青矢印)の整備を促進してください。
(回答)
 自転車専用道や誘導マーク等は道路管理者と連携の下、本年3月末までに、大阪府下に約250キロを整備していると承知しております。
 今後も道路管理者と連携の下、整備を進めてまいります。
(回答部局課名)
 大阪府警察本部

(要望項目)
 29 道路上に放置されている自転車や自動車、商品や荷物を厳しく取り締まってください。また、各鉄道事業者や駅周辺の土地所有者に対して、放置自転車等の防止や安全対策を講じるよう指導してください。
(回答)
 府下における違法駐車の実態につきましては、改正道路交通法が施行された平成18年6月以降、大幅に改善されたところですが、引き続き歩道上や交差点、横断歩道、バス停留所付近などに駐車している悪質性、危険性又は迷惑性の高い違反を重点に取締りを強化するなど、府民の皆さんが安全で快適に利用できる道路交通環境となるよう、今後も取り組んで参りたいと考えております。
(回答部局課名)
 大阪府警察本部

このページの作成所属
府民文化部 府政情報室広報広聴課 広聴グループ

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