平成22年度第12回大阪府戦略本部会議 議事概要【議題3】

更新日:2015年8月5日

議題3 大阪の成長戦略(仮称)骨格案・
     国際戦略総合特区・地域活性化総合特区にかかる仮提案

※政策企画部から資料をもとに説明

            資料名

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資料3 大阪の成長戦略(仮称)骨格案

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資料4 国際戦略総合特区・地域活性化総合特区にかかる仮提案

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【知事】
・僕が一番こだわったのは数値目標。調整中ということだが、いつ出せるか。

【企画室長】
・8月下旬の素案ではお示ししたい。

【知事】
・成長戦略の中で規制緩和の話をいつもするが、府の成長戦略では規制緩和は出せないのか。

【政策企画部】
・今は、方向性だけ示しているので具体的に記載してないが、具体的な取組みの中では規制緩和策を出す。

【政策企画部長】
・例えば、成長戦略7ページに、「関空の国際ハブ化、LCCや貨物専用輸送に関する各種規制の緩和大胆な規制緩和」と記載している。
・目標については、例えば関空貨物の倍増を目指すというようなことを書いていきたい。

【木村副知事】
・国の成長戦略に対応し、府の成長戦略をどういう機会にどういう形で使っていくのか。

【企画室長】
・成長戦略では10年先の目標に向かって3-5年でやれることで整理している。府として単年度でできることは府政運営の基本方針で対応していく。国への打ち込みについては、総合特区の提案の締め切りが9月21日であり、順次打ち込んでいきたい。特区については、今日の案は仮提案だが、恐らく新法が制定されることになるので、それに向けて、もう一段強い関西ワンボイスとしての打ち込みをしていきたい。大阪の成長戦略の一番のツールは総合特区、大都市圏法制と考えている。

【木村副知事】
・仮提案では各県政令市がそれぞれの立場で提案している。かなり利害や視点の違いもある。「けいはんな」では、大阪は新エネ・環境、京都府では医療という切り口で出している。9月の締め切りまでに調整というが具体的にはどうしていくのか。

【企画室長】
・近畿経済産業局とも話をし、今回ワンボイスにする必要があるのか議論した。「けいはんな」、神戸について個別の調整は今後と考えている。8月に概算要求の中で税をどうするかの姿が見えてきた中で、ワンボイスに向けて何を言っていけば得かというのがそれぞれの地区から見えてくる。それを踏まえて横の連携の作業に入っていくということになっている。

【綛山副知事】
・それぞれで素地があるのではないか。「けいはんな」は自分単独ではなく、バイオと連携という思いがあると聞いた。素地があれば、不可能ではないのではないか。

【政策企画部長】
・時間軸で言えば、今年やるべき課題は「制度を作る」こと。細かい調整はもっと後になるかもしれない。現実にはシーズがあるので、それを活かす方向について調整していくことになる。

【企画室長】
・まず大きなエリアについて今、我々の考えが認められれば、まとまりやすいのかなと思っている。実際制度ができて正式募集は来年春になるので、どのような要件が示されるかが問題だが、もし数を絞れとなれば難しい。

【知事】
・特区の立法は通常国会で出され、来年春から提案を開始し、23年度で実施という理解でいいか。

【政策企画部長】
・ 今年の目標はとにかく制度を勝ち取ること、大阪に有利な制度を作らせること。

【木村副知事】
・国際戦略特区は、大阪市と共同提案というイメージがわきやすい。広域連合を使うことはどうか。

【企画室長】
・基本的には大阪市と対でやっていく。

【政策企画部長】
・国際戦略特区は大阪市と共同提案。地域活性化特区もそれぞれの自治体と共同提案していく。

【総務部長】
・ 成長戦略は主要な目的は国へ制度提案していうと理解しているが、戦略の策定を通じて大阪の経済活性化に向けて何をしていくべきなのかを導いていく役割もある。大阪の落ち込みは非常に激しいのでそれをどうしていくかの議論は重要。第1章の要因分析は非常に重要で、この機会にきちんと大阪の成長を阻害する要因の分析が必要。全国的な要因と都市的な要因に分かれているが、都市圏の要因の中で大阪特有の要因と考えているのはどの部分か。

【政策企画部】
・たとえば「ストックの形成・活用不全」の都市圏一体となったまちづくり戦略の欠如、環状道路の整備率の悪さ、内際インフラアクセスの非効率など。完全に大阪特有ということではないが大阪に顕著なものである。
・さらに高付加価値化構造への転換の遅れ、産業構造の転換の遅れなどについて素案の段階では深堀していきたい。

【企画室長】
・府議会からも要因分析をしっかりと一体どこが悪かったのか、今生き残っているのは強みがあるのではないかを地道な分析をせよと指摘されており、商工労働部とスクラムを組んで分析したい。
・骨格案では分析から目標まで飛んでいるが、どこに問題があり、どこに強みがあるから、成長に効果があるという分析をしていきたい。素案の段階で充実させたい。

【知事】
・成長を阻害する要因とは、企業活動がうまくいかないということだが、人材面ではどうか。

【政策企画部】
・「中間層、ボリュームゾーンの弱体化」、「教育」で触れている。

【知事】
・金融はどうか。資金調達の難易性、株式市場は東京に流れているのではないか。

【政策企画部長】
・ 「アジアマネー」の部分で記載している。

【知事】
・カネ、ヒト。そしてアクセス。上海の虹橋の経済開発区を見たが、大都市は最終的には、世界とのアクセス、国内の主要都市へのアクセスに尽きる。

【木村副知事】
・データが大事だが、十分そろっているのか。大阪独自の要因については見えにくいところもある。定性的なことではなく、金融も実際悪さが出ているというのを示さないと迫力がない。データを整理してほしい。

【企画室長】
・ヒアリングもかなり行い、地道な声も拾っている。その結果も踏まえて整理していく。

【知事】
・ストックの形成・活用不全、内際インフラへのアクセスの非効率性だが、以前、世界競争力ランキングで国際的な主要都市のネットワークの中で完全に大阪がネットワークから漏れている状況があった。国際的な主要都市へのアクセス時間も圧倒的に大阪は分が悪い気がする。

【政策企画部長】
・それが大阪の課題であった。成長戦略・特区では関空や阪神港が位置づけられたので、2つを柱として中継都市を目指していく。

【政策企画部長】
・成長戦略の骨格として決定し、これをベースにいただいたご議論を踏まえて今後肉付け作業をする。総合特区については本日国へ提案する。

 

 

このページの作成所属
政策企画部 企画室政策課 政策グループ

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