学習プログラムの解説 |
●対立についての連想図(20分) もう少し、対立のイメージを具体的に考えてみます。 |
続けて、もう少し対立のイメージを具体的に考えてみます。グループごとに机を出して、白紙とマーカーを用意してください
◎先ほどと同じグループのままで、各グループから1人、紙とマーカーを取りに来てもらう。あとの人で机を用意してもらう。グループごとに座ってもらう。 |
ワンポイント グループごとに座るときは、ホワイトボードに向かって机を縦に配置すると、どの参加者からも板書が見やすくなります(横にすると半分の人は背中を向けることになるため)。 |
紙の真ん中に「対立」と書いて、そこから連想するものをまわりにどんどん書いていってください。「連想図」といいます。出てきたものに関連があるときは、線でつないでいきます。例えば、先ほどの色のイメージで「赤」のグループでしたら、「対立」から「赤」と書いてつなげて、さらに「赤」のイメージで「激しい」、といったように。それ以外にも、いろいろな枝を出して、どんどんイメージを広げていってください。
皆さん、1本ずつペンを持って、紙のいろいろな方向から書いていきましょう。しゃべりながら、出てきたものはとりあえず書くという感じでお願いします。
◎説明しながら、例を板書する。会場をまわり、あまり書いていないグループには、「さっきの色のイメージではどんな話が出ましたか」「しょうもないかな、と思うものでも、とりあえず書いてみてください」と、積極的に書くように促す。 |
では、どんなものが出たか、簡単に発表してください。前のグループからは出ていないような点を中心にお願いします。
◎グループで作業した模造紙を貼り出し、ファシリテーターが紹介してもよい。その際には、複数のグループで共通している点を指摘したり、逆にユニークな点を「これはどういう話で出てきたのでしょうか」と質問したりする。 |
こんな場合 参加者から出てくるものには、以下のようなものがある。それぞれに関して、ファシリテーターが話すポイントとあわせて整理しておく。 |
こんな場合 ●プラスイメージ 例:仲直り、理解が深まる |
そもそも、「対立」とはどんなときに起きるのでしょうか。意見や立場の違いがあるときではないでしょうか。ならば、「お互いの違いを大切にする」という人権尊重社会では、対立は避けて通れないものです。皆さんと共有したいのは、「対立は、それ自体は悪いものではない」ということ。「対立」が悪いのではなく、「対立の扱い方」を間違えて、それが争いや暴力になることが問題なのです。
ワンポイント このあたりで一度グループを変えるのもよい。ずっと同じグループだと、グループの中で話す人と話さない人が固定したり、活発なグループとそうでないグループが出たりしてしまう。 |
このページの作成所属
府民文化部 人権局人権企画課 教育・啓発グループ
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