府民向け 抗体治療医療機関受診について

更新日:2023年6月23日

新型コロナウイルス感染症「中和抗体薬」による治療について

中和抗体薬とは

体内に注入した抗体がウイルスの表面に結合し細胞に侵入するのを防ぐ作用があり発症から時間を経ていない軽症例の方に投与される点滴薬の「ロナプリーブ(カシリビマブ/イムデビマブ)」・「ゼビュディ(ソトロビマブ)」とワクチン接種では十分な免疫の獲得が期待されない方に対して、発生抑制目的で投与される筋肉内注射薬の「エバシェルド(チキサゲビマブ/シルガビマブ)」があります。

投与にあたっては、それぞれ年齢や重症化リスクがある事などの要件があり、実際に投与される患者ごとの容態によって医師による判断が必要です。

現状、安定的な供給が難しいことから、一般流通は行われておらず、厚生労働省が所有した上で、中和抗体薬による治療を行っている医療機関等に配分されています。

中和抗体薬の投与を受けるには 


「ロナプリーブ」・「ゼビュディ」の投与について

 

中和抗体薬(ロナプリーブ又はゼビュディ)の投与の対象となるかは、実際に投与をご希望される方の容態によって医師による判断が必要となります。

投与をご希望される場合は、受診されたい医療機関へご自身で電話し、必ず予約を行ってください。


※出来る限りお住まいから近くの医療機関に予約の問合せを行ってください。
※抗体治療薬の投与に伴う医療機関への来院は、基本的に徒歩・自家用車等でお願いいたします。 

 

 


「エバシェルド」の投与について

 

投与対象者となっている方で、発症抑制目的での投与をご希望される場合は、下記エバシェルド登録医療機関の一覧から、受診されたい医療機関にご自身で電話し、予約を行ってください。


※投与を受ける際、手数料等の自己負担(3,100円以下)が必要となります。(薬剤費はかかりません)


エバシェルド登録医療機関(令和5年6月23日時点) [PDFファイル/614KB] ← こちらをクリックしてください。


【 投与対象者 】

新型コロナウイルスに感染していない方で、以下の(1)から(3)いずれにも該当する方

(1)成人及び12歳以上かつ体重40kg以上の小児の方
(2)新型コロナウイルス感染症に対するワクチン接種が推奨されない方又は免疫機能低下等により新型コロナウイルス感染症に対するワクチン接種で十分な免疫応答が得られない可能性がある方
   ※具体的には,次のいずれかに該当する者
     ・抗体産生不全あるいは複合免疫不全を呈する原発性免疫不全症の患者
     ・B細胞枯渇療法(リツキシマブ等)を受けてから1年以内の患者
     ・ブルトン型チロシンキナーゼ阻害薬を投与されている患者
     ・キメラ抗原受容体T細胞レシピエント
     ・慢性移植片対宿主病を患っている,又は別の適応症のために免疫抑制薬を服用している造血細胞移植後のレシピエント
     ・積極的な治療を受けている血液悪性腫瘍の患者
     ・肺移植レシピエント
     ・固形臓器移植(肺移植以外)を受けてから1年以内の患者
     ・急性拒絶反応でT細胞又はB細胞枯渇剤による治療を最近受けた固形臓器移植レシピエント
     ・CD4Tリンパ球細胞数が50cells/μl未満の未治療のHIV患者
(3)新型コロナウイルス感染症患者の同居家族又は共同生活者等の濃厚接触者ではない方


【 投与にかかる費用 】

 自己負担金額 3,100円(税込)以下

 ※自己負担金額は、医療機関ごとに異なりますので、費用の詳細については、受診されたい医療機関にお問い合わせください。

「医療機関向け 中和抗体薬に関する情報について」はこちら → https://www.pref.osaka.lg.jp/iryo/2019ncov/koutai.html

このページの作成所属
健康医療部 保健医療室感染症対策課 事業推進グループ

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