結核に関する情報

更新日:2021年8月27日

結核は過去の病気ではありません

いまだ全国で年間1万4千人以上の人が結核と診断され、2000人以上の人が命を落としている重大な感染症です。

 

全国

大阪府

池田保健所管内

(池田市・箕面市・豊能町・能勢町)

新登録患者数

り患率

(人口10万対)

新登録患者数

り患率

(人口10万対)

新登録患者数

り患率

(人口10万対)

平成25年

20,495

16.1

2,336

26.4

48

17.9

平成26年

19,615

15.4

2,168

24.5

48

17.8

平成27年

18,280

14.4

2,074

23.5

49

18.4

平成28年

17,625

13.9

1,945

22.0

44

16.4

平成29年

16,789

13.3

1,881

21.3

25

9.3

平成30年

15,590

12.3

1,805

20.5

28

10.4

平成31年

(令和元年)

14,460

11.5

1,619

18.4

35

13.1

結核を知ることが予防への第一歩です。早期発見・早期治療は本人の重症化を防ぐためだけではなく、大切な家族や職場等への感染の拡大を防ぐためにも重要です。

結核ってどんな病気?

結核とは、結核菌によって主に肺に炎症が起こる病気です。結核菌の混ざったしぶきが咳やくしゃみとなって空気中に飛び散り、それを周りの人が吸い込み、結核菌が肺の一番奥まで侵入すると感染します。

感染しても必ず発病するわけではなく、通常は免疫力が結核菌の増殖を抑え込みますが、栄養状態が悪かったり、病気や加齢とともに体力が衰えてきたりすると、結核菌に免疫力が負け、結核を発病します。感染してから発病するまで6か月から2年かかります。

せきやたんが2週間以上続く、微熱が続く、からだがだるいなどの症状がある場合は早めに医療機関を受診しましょう。特徴的な症状が現れないこともありますので、年に1回は健診などで胸部レントゲン検査を受けるようにしましょう。

どうすれば予防できるの?

 普段から健康的な生活を心がけ、免疫力を高めておくことが重要です。不規則な生活や、喫煙は控えましょう。また、免疫力の弱い赤ちゃんは、結核に感染すると重症になりやすく、生命が危うくなることさえあります。予防するためには、BCG接種が有効です。国が示している標準的な接種期間は5か月から8か月以内です。市町からの案内に従って、遅くとも1歳になるまでには接種しましょう。

結核と診断された方へ

結核と診断されても、決められた期間毎日きちんと薬を飲めば治ります。しかし、症状が消えたからといって、治療の途中で服薬を止めてしまうと、結核菌が薬に対する抵抗力をつけ、薬が効かなくなってしまいます。確実に治療するため、保健所では療養のご相談、お手伝いをさせていただいています。

また、結核の治療費は感染症法によって一部を公費で助成しています。詳しくは、次のページをご覧ください。

大阪府「結核対策」のページへ   

関連リンク

財団法人結核予防会のページへ

このページの作成所属

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健康医療部 池田保健所 地域保健課

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