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大阪湾に春を告げる「イカナゴ」新仔(しんこ)漁の自主休漁について

報道提供日時

2024年02月26日

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内容

 本日、大阪府及び兵庫県の関係漁業協同組合の代表者による協議の結果、令和6年漁期の大阪湾でのイカナゴの新仔漁を自主休漁とすることが決定しましたのでお知らせします。
 大阪湾でのイカナゴ漁は、近年水揚げの非常に少ない状況が続いていましたが、試験操業の結果が低調であったことから、本年は自主的に休漁することを決定しました。
 


1 イカナゴの新仔漁について
 イカナゴの新仔は、2隻の漁船で網を曳く「船びき網」という漁法で漁獲され、くぎ煮、しらす干し(かなぎちりめん)、釜揚げしらす等に加工されて、食卓にのぼります。
 

2 イカナゴの保護・有効活用の取組み
(1)大阪府・兵庫県(大阪湾)での解禁日の統一
 大阪湾でのイカナゴ新仔漁については、水産資源の保護・有効利用を図るため、大阪府と兵庫県の漁業者が話し合いを行い、資源の状況及び稚魚の大きさを考慮して解禁日の設定や休漁日の統一を行っています。

(2)漁況予測
 大阪府立環境農林水産総合研究所水産技術センターでは、本年のイカナゴ新仔の資源量は昨年を下回ると予想され、近年の不漁年の中でも最低レベルであると予測しています。 

 
(参考)「イカナゴ」とは
  スズキ目イカナゴ亜目イカナゴ科の魚で一般にはカマスゴとも呼ばれ、成魚は体長約20センチメートルになります。
大阪湾で漁獲される大部分のイカナゴは、仔魚期 (産卵の盛期は1月初旬)に播磨灘から大阪湾に海流にのって運ばれてきたものです。
稚魚は、遊泳力が十分発達していない時期は潮目に集まっていることが多くなります。4月から5月になると、大部分の稚魚は明石海峡付近に集まり、播磨灘に移動し、水温の高い6月から12月は砂に潜って夏眠します。  

 ※国連は、2030年までの国際目標として「持続可能な開発目標(SDGs)」を2015年9月に策定しました。本事業は、SDGsに掲げる17のゴールのうち以下のゴールの達成に寄与するものです。
14海の豊かさを守ろう
大阪府では、SDGsの推進を図り、SDGs先進都市をめざします。

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