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重要無形文化財の保持者の認定について

報道提供日時

2026年07月17日

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内容

7月17日(金曜日)に開催された国の文化審議会において、重要無形文化財の保持者の認定等について答申されました。このうち大阪府内在住者に係るものとしては、重要無形文化財「鍛金」の保持者の追加認定(各個認定)、重要無形文化財「人形浄瑠璃文楽」「能楽」「長唄」「日本舞踊」の保持者の団体の構成員の追加認定(総合認定)で、詳細は次のとおりです。 

重要無形文化財の保持者の追加認定(各個認定)

「鍛金」は、平成7年5月31日に重要無形文化財に指定され、現在、保持者として奥山喜藏(雅号 奥山峰石)氏、玉川宣夫氏、大角幸枝氏が認定されています。現保持者に加えて、三好氏を保持者として「追加認定」するものです。

1. 保持者

 氏名:三好 光正(みよし みつまさ)
 雅号:三好 正豊(みよし まさとよ)

2. 保持者の特徴

 同人は、伝統的な鍛金の技法を高度に体現しており、卓越した技量を示している。また、斯界の発展及び後進の指導・育成にも尽力している。

3. 保持者の概要

同人は昭和26年に大阪府に生まれ、大阪市立工芸高等学校(現 大阪府立工芸高等学校)金属工芸科(現 プロダクトデザイン科)を卒業後、金工関係の仕事をしていた父の紹介で、東京で銀器を手がけていた早川徳太郎、次いで京都で茶道具を手がけていた金工作家の田(雅号 田中秀明)に師事した。同人は、田中の下で約10年間、茶道具の製作に携わり伝統的な鍛金技法を習得した。以来、同人は鍛金技法について研究を続け、活発な制作活動を展開しながら技を錬磨し、高度に体得して今日に至る。 同人は、地金作りから仕上げに至るまでの全工程を一貫制作している。同人の鍛金技法は、自身で金属を配合し、湯床吹きの技法により鋳造した塊を地金とし、金鎚や木槌を用いて、平らに打ち延ばす「鎚延べ」、垂直方向に打ち延ばす「鎚上げ(打ち上げ)」、打ち縮める「絞り」等によって器物を成形するものである。表面には象嵌などの装飾を施し、金属の色合いを効果的、かつ安定的に発色させるための表面処理や着色等の仕上げも自身で行い作品を完成させる。 同人は、左右対称の端正な形の鉢や水指等の制作を得意としており、その優美な輪郭線は、金鎚や木槌による的確かつ丁寧な鎚打によって形作られ、同時に厚みの調整も行われている。口縁部の厚みを残しつつ、底部から胴部にかけての厚みを均一に薄く打ち延ばすなどの調整を行うことで、同人の作品は、重厚感のある造形ながら、実用に即した軽量さをも兼ね備えている。その表面に施される幾何学文様等の象嵌や、繊細な鎚目等の装飾は、形の美しさを更に引き立てている。 

重要無形文化財の保持者の団体の構成員の追加認定(総合認定)

【人形浄瑠璃文楽】
 「人形浄瑠璃文楽(にんぎょうじょうるりぶんらく)」は、昭和30年5月12日に重要無形文化財に指定され、その保持者として人形浄瑠璃文楽座座員が総合的に認定され、令和8年7月1日時点で56名の保持者がいます。これらの保持者に加えて、1名を保持者の団体の構成員として「追加認定」するものです。

〔人形〕
氏名:大槻 祐次(おおつき ゆうじ)
芸名:桐竹 勘次郎(きりたけ かんじろう)

 

【能楽】

「能楽」は、昭和32年12月4日に重要無形文化財に指定され、その保持者として一般社団法人日本能楽会会員が総合的に認定され、令和8年7月1日時点で529名の保持者がいます。これらの保持者に加えて、33名を保持者の団体の構成員として「追加認定」するもので、うち府内在住者は下記の2名です。

〔シテ方(観世流)〕
氏名:いま村 哲朗(いまむら てつろう)※「いま」は「今」の異体字です
芸名:今村 哲朗(いまむら てつろう)

〔笛方(森田流)〕
氏名:齊藤 敦(さいとう あつし)
芸名:斉藤 敦(さいとう あつし)

 

【長唄】

長唄は、平成29年10月2日に重要無形文化財に指定され、その保持者として伝統長唄保存会会員が総合的に認定され、令和8年7月1日時点で107名の保持者がいます。これらの保持者に加えて、31名を保持者の団体の構成員として「追加認定」するもので、うち府内在住者は下記の1名です。

〔鳴物〕
氏名:明石 英嗣(あかし えいじ)
芸名:望月 太明藏(もちづき ためぞう)

 

【日本舞踊】

日本舞踊は、令和5年10月18日に重要無形文化財に指定され、その保持者として日本舞踊保存会会員が総合的に認定され、令和8年7月1日時点で55名の保持者がいます。これらの保持者に加えて、45名を保持者の団体の構成員として「追加認定」するもので、うち府内在住者は下記の4名です。

〔立方〕
氏名:高田 志郎(たかだ しろう)
芸名:若柳 幸志郎(わかやぎ こうしろう)

 

氏名:吉森 久見子(よしもり くみこ)
芸名:藤間 藤於子(ふじま とおこ)

 

氏名:床田 順一(とこだ じゅんいち)
芸名:山村 若峯董(やまむら わかほうどう)

 

氏名:山村 光(やまむら ひかり)

 

(重要無形文化財の指定及び保持者等の認定制度)
我が国の伝統的な芸能や工芸技術のうち、芸術上又は歴史上価値の高いものを重要無形文化財として指定し、これらのわざの高度な体現者・体得者をその保持者又は保持団体として認定する制度です。

 

【問い合わせ先】
・教育庁文化財保護課文化財企画グループ
 電話番号:06-6210-9900
 ファクシミリ番号:06-6210-9903

・文化庁参事官(伝統文化・生活文化担当)
 電話番号:075-451-4111(代表)

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