トップページ > 報道発表資料検索 > 古墳時代の建物跡や溝を発見

印刷

ページID:42677

ここから本文です。

古墳時代の建物跡や溝を発見

津堂遺跡(藤井寺市所在)において

報道提供日時

2023年12月05日

14

00

内容

添付資料の写真について、掘立柱建物の枠線に誤りがありましたので、令和5年12月6日(水曜日)14時に訂正の報道提供をしています。なお、本内容は訂正版を掲載しています。

 大阪府教育庁では藤井寺市に所在する津堂遺跡(つどういせき)の発掘調査を行っています。このたび、古墳時代の建物跡や溝などが見つかり、現地説明会を行いますので、お知らせします。

1 経緯・経過
 津堂遺跡は藤井寺市の北西に位置する古墳時代から中世にかけての遺跡で、これまでに数度の発掘調査が行われています。
 今回の発掘調査は一般府道大阪羽曳野線(八尾富田林線)の建設に先立ち、令和5年8月より実施しています。

2 所在地

 藤井寺市津堂四丁目地内

3 調査成果
 今回の調査では、古墳時代前期末から中期初頭(4世紀後葉)の掘立柱建物(ほったてばしらたてもの)が2棟見つかりました。建物の規模は1棟が3間×4間(約7メートル×(かける)9メートル)、1棟が1間×2間(約2メートル×(かける)4メートル)です。さらに、同時期の溝や井戸も見つかりました。
 津堂遺跡の東約1キロメートルには、世界遺産 百舌鳥・古市古墳群(もず・ふるいちこふんぐん)を構成する前方後円墳(ぜんぽうこうえんふん)の一つである「津堂城山古墳(つどうしろやまこふん)」が所在しており、今回の調査により、当地域の古墳時代の様相について、新たな知見を得ることができました。

【用語解説】
掘立柱建物(ほったてばしらたてもの)
 地面に穴を堀りくぼめて、穴の中に柱を据え付けて固定した構造の建物。
 

4 現地説明会について
 令和5年12月9日(土曜日) 10時から12時まで(受付開始9時30分から)
 少雨決行。ただし荒天の場合は中止します。詳細は関連ホームページをご確認ください。

部局

教育庁

文化財保護課

調査事業グループ

ダイヤルイン番号

072-291-7401

メールアドレス

bunkazaihogo@sbox.pref.osaka.lg.jp