個人情報が記録された通学バス乗車名簿の紛失について

大阪府立寝屋川支援学校（以下「学校」という。）において、児童生徒の個人情報が記載された通学バス乗車名簿（以下「名簿」という。）（※）を紛失するという事案が発生しました。

このような事態を招きましたことをお詫び申しあげますとともに、今後、再発防止に取り組んでまいります。

（※）学校が児童生徒の緊急時の対応や配慮事項をバス会社と共有するために作成した名簿。

1.紛失した名簿に記載されていた個人情報

通学バスを利用する児童生徒（27人）の名前、学年、クラス、性別、最寄りのバス停名、配慮事項

2.事案の経過

〇令和6年10月4日（金曜日）

・登校便の学校到着後、乗務員が学校の通学バス担当教員（以下「担当者」という。）に名簿を渡し、担当者が、名簿を学校の通学バス控室入口付近に設置された収納ボックスに収納した。

・下校便の出発前に、乗務員が名簿を収納ボックスに取りに行った際、名簿がないことに気づいた。

・乗務員が担当者に名簿が無いことを報告した。

・担当者は、収納ボックス、全ての通学バス車内（15台）及び通学バス乗務員控室を確認したが発見に至らなかったため、校長及び教頭に報告した。

・校長が全教職員に校内を捜索するよう指示したが、発見に至らなかった。

・下校便運行終了後、全15台中10台の通学バス車内を再度捜索したが発見に至らなかった。

・校長が教育庁へ本事案を報告した。

〇令和6年10月7日（月曜日）

・登校便運行終了後、10月4日に再度捜索ができなかった5台の通学バス車内を捜索したが発見に至らなかった。

〇令和6年10月8日（火曜日）

・全教職員で学校敷地内及び学校周辺を捜索したが発見に至らなかった。

〇令和6年10月15日（火曜日）及び10月16日（水曜日）

・学校が当該児童生徒の保護者に電話で、本事案について経緯説明及び謝罪を行った。

〇令和6年11月22日（金曜日）

・学校が保護者説明会を実施し、改めて保護者へ本事案の経緯説明と謝罪を行った。

3.原因

個人情報が記載された書類等は施錠可能な場所に保管するよう学校内で規定していたが、名簿については、鍵のかからない場所での保管が常態化していた。

4.再発防止策

〇学校の対応

・名簿については更新作業など必要な場合を除き、通学バス車外への持ち出しを禁止するとともに、通学バス車内の鍵のかかるボックス内で保管するなど個人情報の適切な管理に努める。

・名簿の持ち出し管理簿を活用し、名簿の管理状況を定期的に確認することを徹底する。

〇教育庁の対応

・全府立支援学校及び府立支援学校が契約を締結している全ての通学バス運行業務委託会社に本事案を周知した。

・全府立支援学校に対し、名簿の取り扱いに関する調査を実施するとともに、調査結果をもとに、個人情報の適切な管理体制の構築に向けた検討を進めていく。

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