府立八尾高等学校において、生徒から部活動運営費(以下「部費」という。)として徴収した現金を紛失するという事案が発生しました。
このような事態を招いたことをお詫びしますとともに、今後、再発防止に取り組んでまいります。
1 紛失した現金
金額 131,000円
2 事案の経緯
○令和7年4月14日(月曜日)から5月7日(水曜日)
・教員Aが、顧問を務める部活動の個々の部員から部費を受領した。教員Aは部費を受領した都度、受領額を確認し、あらかじめ部員名を記載したチェック表に受領した日付を記録した上で、受領日と受領額を記載した受領書を部員に手渡した。
・教員Aは受領した部費を保管用の封筒に入れ、職員室にある教員Aが使用している鍵がかからない机の引出しで保管した。
令和7年5月7日(水曜日)
・教員Aが、引出しの中から保管用の封筒を取り出し、受領した部費の総額を確認したところ、131,000円の現金がなくなっていることが判明した。
・教員Aが、自身の机や自身の机の周辺を捜索したが、発見できなかった。
・教員Aが、学年主任に本事案を報告した。
・教員A、学年主任、他の2名の教員で、教員Aの机や教員Aの机の周辺、教員Aが使用しているロッカー、教科準備室を捜索したが、発見できなかった。
・教員Aが、本事案を教頭に報告した。
令和7年5月8日(木曜日)
・教頭が、本事案を校長に報告した。
・校長が、教育庁へ報告するとともに警察に連絡した。
令和7年5月9日(金曜日)から5月22日(木曜日)
・校長が、全ての部活動及び同好会の顧問に対して、本事案を共有し部費の管理状況に関する確認、当該校において定める現金の取扱いに関するルールを順守するよう、指示した。
令和7年5月23日(金曜日)
・校長が本事案について、全生徒に経緯説明及び謝罪を行うとともに、保護者あての謝罪文を配付した。
令和7年5月27日(火曜日)
・保護者説明会において校長が、本事案について、経緯説明及び謝罪を行った。
3 原因
・部費として徴収した現金を長期間にわたり管理する際は、部活動専用の団体口座に速やかに入金する、一時的に現金を管理する必要がある場合は、必ず鍵のかかるロッカーや引出しで保管するという当該校で定めるルールを順守していなかった。
・校長及び教頭に対し、現金を一時的に保管していることの報告と、保管手続として必要な「一時預かり金報告書」の提出を怠った。
4 再発防止策
・当該校において本事案を共有し、現金等の管理マニュアルを再度全教職員に配付の上、校長から現金の取扱いについての注意喚起を改めて行った。
・今後、部活動専用の団体口座に速やかに入金されていることや、一時的な現金の取扱いにおいては「一時預かり金報告書」をもとに部費が適正に管理されていることを校長及び教頭が定期的に確認する。
・教育庁において全府立学校に本件を周知し、部費など学校における現金の取扱いに関する注意喚起を改めて行う。
|