大阪府立佐野高等学校において、学習支援クラウドツール(以下、「ツール」という。)から、生徒が個人情報を一時的に閲覧できる状態となっていたことが判明しました。
このような事態を招きましたことをお詫びいたしますとともに、今後、再発防止に取り組んでまいります。
(※)学習支援クラウドツールは、教員が生徒と課題やテストの配付・採点をはじめ、回収や進捗確認など一元的に管理できるシステム。
1.漏えいした個人情報
「古典講読」の小テストの回答内容と生徒の名前・クラス・出席番号・点数・個人端末用メールアドレス(67人分)
2.事案の経緯
○令和6年12月13日(金曜日)
・教員が、「古典講読」の授業中に小テストを実施するために、ツールを使用して小テストの回答用リンクを配信する際に、誤って他のクラスで実施した小テストの回答内容等が記載された一覧表のリンクを配信した。
・配信されたリンクを開いた生徒が、他の生徒の小テストの回答内容等が閲覧できると教員に報告をした。
・教員が確認したところ、他の生徒の小テストの回答内容等を閲覧できる状態であることが判明したため、リンクを削除した。
○12月20日(金曜日)
・教頭及び教員が、小テストの回答内容等が閲覧できる状態となっていた生徒に対し、経緯説明及び謝罪を行い、了承を得た。
○12月24日(火曜日)
・個人情報が閲覧できる状態にあった生徒の保護者に対し、文書で経緯説明及び謝罪を行った。
3.原因
・教員が、ツールを用いて生徒に回答用リンクを配信する際に、リンク先の確認を行っていなかった。
4.再発防止策
・生徒にリンクを配信する際には、当該生徒以外の個人情報にアクセスできるようになっていないか、リンク先を十分に確認するとともに、個人情報を含むファイルは、関係者以外がアクセスできないようアクセス権限を設定する。
・教育庁において、全府立学校に本事案を周知し、個人情報を適切に管理するよう改めて注意喚起を行う。
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