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個人情報の漏えいについて

報道提供日時

2024年10月18日

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内容

 大阪府立生野高等学校において、学習支援クラウドツール(以下、「ツール」という。)から、生徒が個人情報を閲覧できる状態となっていたことが判明しました。

 このような事態を招きましたことをお詫びいたしますとともに、今後、再発防止に取り組んでまいります。

(※)学習支援クラウドツールは、教員が生徒と課題やテストの配付・採点をはじめ、回収や進捗確認など一元的に管理できるシステム。

 

1 漏えいした個人情報

中間考査(国語)の採点済み答案と生徒の名前・得点・学年順位・クラス順位・偏差値(41名分)

小テスト(国語)の採点済み答案と生徒の名前・得点・学年順位・クラス順位・偏差値(37名分)

 

2 事案の経緯

〇令和6年4月頃

教員Xが授業で使用する資料等を管理するため、クラウド上にアクセス権限が付与された者が閲覧できるフォルダ(以下、「教員用フォルダ」という。)を作成した。

教員Xが生徒と資料の共有を行うため、クラウド上に生徒がアクセスできるフォルダ(以下、「共有フォルダ」という。)を作成した。

〇6月12日(水曜日)

教員Xが担当するクラスで中間考査(国語)を実施した。

〇6月16日(日曜日)

教員Xがデジタル採点した当該クラスの中間考査(国語)の答案及び生徒の名前・得点・学年順位・クラス順位・偏差値が記載された個票を、デジタル採点との連携機能(注)を利用して、返却した。

(注)デジタル採点との連携機能を利用すると、教員用フォルダ内に考査ごとに名前が付いたフォルダが作成され、受験者の答案及び個票のPDFファイルが当該フォルダ内にアップロードされると同時に、各生徒に、自分の答案及び個票にアクセスできる権限が与えられる。

〇7月2日(火曜日)

教員Xが共有フォルダを廃止し、生徒との資料の共有についても教員用フォルダで行うため、当該クラスの生徒に教員用フォルダが閲覧できる権限を付与した。

これにより、当該クラスの生徒は、教員用フォルダ内のすべてのファイルにアクセスすることが可能となり、41名分それぞれの中間考査答案・個票を閲覧できる状態になった。

〇7月11日(木曜日)

教員Xが当該クラスで小テスト(国語)を実施した。

〇7月16日(火曜日)

教員Xがデジタル採点した当該クラスの小テスト(国語)の答案及び個票を、デジタル採点の連携機能を利用して返却した。

〇7月19日(金曜日)

当該クラスの生徒が教員Yに「教員用フォルダ」で他の生徒の答案データが閲覧できると申し出があり、確認したところ、当該クラスの生徒の答案及び個票が互いに閲覧できる状態であることが判明した。

教頭及び教員Zが教員用フォルダの閲覧権限を削除した。

〇7月22日(月曜日)から7月23日(火曜日)

当該クラスの保護者へ電話で経緯説明及び謝罪を行った。

 

3 原因

教員Xは、利便性の観点から教員用フォルダでも生徒との資料の共有ができるとの誤った認識を持ち、教員用フォルダ内の全てのフォルダが閲覧できる権限を当該クラスの生徒に付与した。

 

4 再発防止策

当該校の全教職員に対して、ツールを活用し、教員用フォルダを作成した際には、生徒に教員と同じ閲覧権限を付与することがないよう注意喚起を行う。

当該校の全教職員に対して校内研修を行い、採点・返却・資料共有等業務で必要なツールの利用に係る理解を深める。

教育庁において、全府立学校に本事案を周知し、個人情報の適切な取扱いについて、改めて注意喚起を行う。

部局

教育庁

教育振興室高等学校課

教務グループ

ダイヤルイン番号

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メールアドレス

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