個人情報が記載された書類の紛失について

　大阪府立山田高等学校において、生徒の個人情報が記載された書類を紛失する事案が発生しました。

　このような事態を招きましたことをお詫びいたしますとともに、今後、再発防止に取り組んでまいります。

1 紛失した書類及び件数

キャリアパスポート（※）39件

キャリアパスポートに添付していた実用英語技能検定の資格証明書の写し2件

※キャリアパスポートとは、児童生徒が自身の成長を振り返りながら今後の学習の見通しや将来の展望を図るために、小学校から高等学校までの学びや活動等を記録した書類

2 　紛失した書類に記載されていた個人情報

【キャリアパスポート】

生徒の学年・組・出席番号・名前、クラス委員・生徒会委員歴、学習の記録、特別活動の記録、部活動の記録、取得資格等、趣味、進路希望、表彰・顕彰等

【実用英語技能検定の資格証明書の写し】

名前・合格級・スコア

3 事実の経過

〇令和6年1月24日（水曜日）

・教員Aが担任するクラスの生徒から高校2年3学期用のキャリアパスポート（以下、「キャリアパスポート」という。）及び実用英語技能検定の資格証明書の写し（以下、「写し」という。）を回収し、職員室内の自席机上に置いた。

〇令和6年3月22日（金曜日）

・教員Aが次年度にむけた書類等の準備作業中に、回収したキャリアパスポート及び写しがないことに気付いたため、職員室内を捜索したが発見できなかった。このとき、教員Aはキャリアパスポート及び写しが所在不明となっていることについて、校長及び教頭への速やかな報告を怠った。

〇令和6年7月11日（木曜日）

・教員Bが当該キャリアパスポートを確認する必要が生じたため教員Aに所在を確認したところ、教員Aは当該キャリアパスポートが所在不明となっていることを明かすとともに、本事案を校長及び教頭に報告した。

・校長の指示により全教職員で校内を捜索したが発見できなかった。

・校長が教育庁に本事案を報告した。

〇令和6年7月16日（火曜日）

・校長はキャリアパスポートの所在が不明となっている生徒に経緯説明と謝罪を行うとともに、当該生徒の保護者あてに経緯説明と謝罪文書を配布した。

・校内の教員が当該生徒の保護者あてに電話で経緯説明及び謝罪を行った。

〇令和6年7月19日（金曜日）

・当該生徒を対象とした保護者説明会を行い、校長が改めて保護者に経緯説明及び謝罪を行った。

4 紛失の原因

・個人情報が記載された書類は施錠可能な場所で保管することとなっているが、これを怠った。さらに個人情報が記載された書類が所在不明となった際に、校長及び教頭に報告を行わなかった。

5 再発防止策

・個人情報が記載された書類は鍵付きの保管庫に保管するよう周知徹底を図る。

・校内の全教職員に対する本事案の共有及び個人情報の適正管理や個人情報が記載された書類を紛失した際の対処法に係る校内研修を実施する。

・教育庁において、全府立学校に本事案を周知し、個人情報の適切な取扱い等について改めて注意喚起を行う。

06-6944-3858

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