個人情報が記載された書類の紛失について

　大阪府立枚方津田高等学校において、生徒の個人情報が記載された「成績原票」（※）を紛失するという事案が発生しました。

　このような事態を招きましたことをお詫びいたしますとともに、今後、再発防止に取り組んでまいります。

（※）成績原票とは、科目ごとに受講した全生徒の成績情報が一覧で記載された書類のこと。

1　成績原票に記録されていた個人情報

・出席番号、生徒番号、名前、欠課時数、学年末成績、学年観点別評価、学年評定（1年生159人分）

2　事案の経緯

〇令和6年3月5日（火曜日）

・担任Aが、担当する生徒の成績を整理するため、成績原票を用いて作業を行った。

〇令和6年3月8日（金曜日）

・教員Bが、成績原票を確認する必要が生じたため、職員室内の共有ロッカーを確認したところ、Aが担当する生徒の成績原票が見当たらなかった。

〇令和6年3月19日（火曜日）

・BがAに成績原票が見当たらないことを伝えたのちに、Aが自席周辺や執務室内を捜索したが発見できなかった。

・Aが校長に本事案を報告した。

〇令和6年3月21日（木曜日）

・校長が全教職員に状況説明を行い、成績原票の捜索を指示した。

〇令和6年3月22日（金曜日）

・全教職員が校内を捜索したが、発見できなかった。

・校長が教育庁に本事案を報告した。

〇令和6年3月26日（火曜日）

・校長が教職員に再度の捜索を指示したが、発見できなかった。

〇令和6年4月30日（火曜日）

・当該学年の全生徒に、本事案に関する経緯説明、謝罪及び保護者説明会を開催することを記載した文書を配付した。

〇令和6年5月11日（土曜日）

・保護者説明会において、校長が当該学年の保護者に対して経緯説明及び謝罪を行った。

〇令和6年5月16日（木曜日）

・学年集会において、校長が当該学年の生徒全体に対して経緯説明及び謝罪を行った。

3　原因

・学校の規定において、成績原票は施錠可能な場所に保管することとしているが、施錠がされていないロッカーで保管をしていた。また、管理簿がないなど、個人情報の管理に不備があった。

4　再発防止策

・成績原票等の個人情報が記載された書類について、施錠可能なロッカーで保管することを徹底するとともに、成績原票の利用に関する管理簿を新たに作成し、書類の使用状況を明らかにする。

・教育庁において、全府立学校に本事案を周知し、個人情報の適切な取扱いについて、改めて注意喚起を行う。

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