大阪府立西寝屋川高等学校において、学年末考査の答案を紛失するという事案が発生しました。このような事態を招きましたことをお詫びいたしますとともに、今後、再発防止に取り組んでまいります。
1 紛失した答案に記載されていた個人情報
・生徒の名前、学年、クラス、出席番号、未採点の答案(2年生29人分)
2 事案の経緯
○2月20日(火曜日)、21日(水曜日)
・職員室において、教諭Aがデジタル採点のために答案のスキャンを行い、答案の原本を封筒に入れて講師Xに手渡した。
2月22日(木曜日)、23日(金曜日)、28日(水曜日)、3月4日(月曜日)
・講師Xが職員室のパソコンでデジタル採点を行った。
3月4日(月曜日)
・講師Xが答案の原本、デジタル採点後の答案、模範解答の3種類を生徒毎にセットしようとした際に、自席の机の引き出しに入れておいた封筒に答案の原本が入っていないことに気付いた。
・講師Xが教諭Bに報告し、講師Xと教諭Bの2名で講師Xの自席周辺や職員室・印刷室を中心に答案の原本を捜索したが発見できなかった。
・教諭Bが教頭へ本事案を報告し、講師Xを含めた3名で、講師Xの自席周辺などを再度捜索したが発見できなかった。
・教頭が校長に本事案を報告した。
〇3月5日(火曜日)
・校長から当該校の教職員全体に事情説明を行い、校内を捜索したが、答案の原本は発見できなかった。
・校長から教育庁に本事案を報告した。
・校長と教頭が当該生徒への経緯説明及び謝罪を行った。
〇3月17日(日曜日)
・教頭が当該生徒の保護者に本事案について、電話で経緯説明及び謝罪を行い了承を得た。
〇3月22日(金曜日)
・当該学年の全保護者あてに謝罪文書を配付した。
3 原因
・答案は常に施錠可能な場所で保管するようルール化されていたが、個人情報の取扱いに関する認識が不十分であったことからこれを怠った。
4 再発防止策
・校内の全教職員に対し、答案を施錠可能な場所に確実に保管するなど個人情報について適正な管理を徹底するよう周知を図る。
・教育庁において、全府立学校に本事案を周知し、個人情報の適切な取扱いについて、改めて注意喚起を行う。
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