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大阪湾に高級魚キジハタ(アコウ)の稚魚11万尾を放流!

3年で漁獲対象サイズ(約30センチメートル、約500グラム)に育ちます!

報道提供日時

2023年09月19日

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内容

 大阪府では「はまが潤い豊かな恵みをまちに届ける海づくり」を目標に水産関連事業を実施しています。その取組みの一つとして、大阪湾の魚介類資源を増やすために様々な稚魚を育成し、自然の海に順応できる大きさまで成長させて放流する「栽培漁業」を推進しています。

 キジハタは、近年になって種苗生産技術※が確立した魚種であり、技術を有するのは大阪府のほか数県のみです。

 このたび、キジハタの稚魚が放流に適した大きさ(サイズ:全長8センチメートル)に成長しましたので、以下のとおり放流します。 

 なお、この事業は府が「公益財団法人 大阪府漁業振興基金」に業務委託し、実施しているものです。

※種苗生産技術とは、卵をふ化させ稚魚をつくる技術です。

1.放流対象種 キジハタ(アコウ) 
 キジハタは大阪では「アコウ」と呼ばれ、夏の「アコウ」は冬の「フグ」と並び称される最高級魚です。90年代後半にはほとんど獲れなくなり、幻の魚とされていましたが、近年の大阪府による大量放流によって、 漁獲量は3トン前後にまで増えてきました。大阪府では一定の基準のキジハタを「魚庭(なにわ)あこう」としてブランド化しています。今後さらに資源の増大を図り、「アコウ」が大阪の名物となるよう種苗放流を継続して行います。

 
2.放流尾数   計11万尾
 
3.放流日時及び放流場所
 令和5年9月26日(火曜日)  9時00分から  岬町淡輪地先 
     10時30分から  岬町深日地先 
     13時10分から  岬町谷川地先
   
 令和5年9月27日(水曜日)   9時00分から  阪南市西鳥取地先
 11時00分から  阪南市箱作地先
 13時30分から  岬町小島地先
 13時45分から  泉南市樽井地先

 令和5年9月28日(木曜日)   9時00分から  田尻町地先 
 13時45分から  阪南市尾崎地先 

 令和5年10月3日(火曜日)  10時00分から  泉南市岡田地先
 11時00分から  泉佐野市地先
 13時30分から  岸和田市地先 

 令和5年10月4日(水曜日)  10時00分から 泉大津市地先
 11時00分から 堺市浜寺地先
 13時30分から  忠岡町地先

 令和5年10月5日(木曜日)   9時30分から 岸和田市春木地先
 11時00分から  堺市地先
 13時30分から  高石市地先 

 令和5年10月6日(金曜日)  10時30分から  大阪市地先
 13時30分から 大阪市住吉地先


 ※放流尾数は、各箇所ともに5,500尾です。
 
4.放流効果の調査
 地方独立行政法人 大阪府立環境農林水産総合研究所 水産技術センターが放流効果の調査を実施しています。
 
5.放流後の稚魚の成長予測
 3年で全長約30センチメートル(約500グラム)に成長し、漁獲対象サイズとなる見込みです。
 
6.その他 
 種苗生産については地方独立行政法人 大阪府立環境農林水産総合研究所 水産技術センターが技術指導しています。

 「魚庭(なにわ)あこう」の基準(平成30年5月に大阪府漁業協同組合連合会刺網部会で協議決定しました。)

(1)全長35センチメートルかつ重さ600グラム以上のもの

(2)傷のないもの、弱っていないもの

(3)漁業者が出荷するときに活魚であるもの


放流するキジハタ稚魚 キジハタの放流風景
    放流するキジハタ稚魚  キジハタの放流風景 
あこうの姿造り あこうの小鍋
 キジハタの姿造り  キジハタの小鍋

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