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「イノベーションファンド25Next」投資先事業者の決定及び投資の実行について

器用なロボットハンドで、次世代の製造現場づくりへの貢献をめざす企業への投資を実行

報道提供日時

2025年08月08日

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内容

 大阪府は、2025年大阪・関西万博を契機として、イノベーション・エコシステムの活性化を図り、「SDGsが達成される社会」「Society5.0の実現」をめざすため、令和5年5月30日に、大阪市、堺市、大阪商工会議所、公益財団法人大阪産業局、地方独立行政法人大阪産業技術研究所、株式会社池田泉州銀行および池田泉州キャピタル株式会社と、「イノベーションファンド25Next(※)」を通じた連携に関する協定を締結しています。

 このたび「イノベーションファンド25Next」において、21件目となる投資先事業者が決定され、投資が実行されましたのでお知らせします。

 

投資先:株式会社Thinker(大阪府大阪市、代表取締役 藤本 弘道)


【投資先の概要】

設立:令和4年8月

事業内容:独自の近接覚センサーを用いたロボットハンドの開発・販売

投資実行日:令和7年8月8日

 

【投資案件の特徴】

 株式会社Thinkerは、大阪大学の研究成果をもとに設立されたスタートアップ企業であり、最先端のロボティクス技術により、これまで機械では対応が難しく人手に頼っていた作業の自動化を実現する“器用なロボットハンド”の開発・販売を行っています。
 同社のコア技術は、物体に触れずにその存在や距離を検知できる独自の「近接覚センサー」と、柔軟でなめらかに動く「柔軟アクチュエータ」の組み合わせであり、積み重なっている対象物を「てさぐり」で掴むなど 、“人の手による感覚的な作業”を模倣した動きを実現しています。この技術により、工業・医療・食品分野等、 従来ロボットの導入が難しかった現場においても、高い適応力と操作性を備えた“器用なロボットハンド”の提供が可能となっています。
 同社は今後、独自センサー技術を核としたロボットハンドの製品展開を進め、現場ごとのニーズに応じた応用開発を重ねながら、物流・製造・協働ロボットなど多様な分野への展開と社会実装をめざします。

 

(8)働きがいも経済成長も
(9)産業と技術革新の基盤をつくろう

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(※)イノベーションファンド25Next概要

名称 関西イノベーションネットワーク2号投資事業有限責任組合
(愛称:イノベーションファンド25Next)
ファンド総額 29.3億円
有限責任組合員(LP)
(順不同)

・株式会社池田泉州銀行
・大阪信用保証協会
・株式会社ダスキン
・阪急阪神ホールディングス株式会社
・株式会社ユニオン
・株式会社読売新聞大阪本社
・岩谷ベンチャーキャピタル合同会社
・関西テレビ放送株式会社
・ダイキン工業株式会社
・ロート製薬株式会社
・公益財団法人大阪産業局
・南海電気鉄道株式会社
・日本生命保険相互会社
・三井住友信託銀行株式会社
・株式会社ゆうちょ銀行
・サントリーホールディングス株式会社

無限責任組合員(GP) 池田泉州キャピタル株式会社
投資対象 大阪・関西万博がめざす「SDGsが達成される社会」「Society5.0の実現」に貢献する技術・ビジネスモデルを持った企業
投資形態 普通株式、優先出資 等
設立日 令和5年5月30日
存続期間 10年(最大3年まで延長可)

 

内容についてのお問い合わせ先:
株式会社池田泉州銀行 地域共創イノベーション部 谷川(電話番号:06-6310-7766)

部局

商工労働部

成長産業振興室産業創造課

管理グループ

ダイヤルイン番号

06-6210-9293

メールアドレス

sangyosozo@gbox.pref.osaka.lg.jp