トップページ > 報道発表資料検索 > 「イノベーションファンド25Next」投資先事業者の決定及び投資の実行について

印刷

ページID:109646

ここから本文です。

「イノベーションファンド25Next」投資先事業者の決定及び投資の実行について

レーザーで電気をつくる「レーザー核融合炉」の開発に挑む企業への投資を実行

報道提供日時

2025年06月05日

14

00

内容

 大阪府は、2025年大阪・関西万博を契機として、イノベーション・エコシステムの活性化を図り、「SDGsが達成される社会」「Society5.0の実現」をめざすため、令和5年5月30日に、大阪市、堺市、大阪商工会議所、公益財団法人大阪産業局、地方独立行政法人大阪産業技術研究所、株式会社池田泉州銀行および池田泉州キャピタル株式会社と、「イノベーションファンド25Next(※)」を通じた連携に関する協定を締結しています。

 このたび「イノベーションファンド25Next」において、16件目となる投資先事業者が決定され、投資が実行されましたのでお知らせします。

 

投資先:株式会社EX-Fusion(大阪府吹田市、代表取締役社長 松尾 一輝)


【投資先の概要】

設立:令和3年7月

事業内容:レーザー核融合炉の開発およびその応用

投資実行日:令和7年5月30日

 

【投資案件の特徴】

 株式会社EX-Fusionは、レーザーで電気をつくる「レーザー核融合炉」の開発に挑む企業です。
 核融合とは、太陽の中心で起きているエネルギー反応です。太陽はおよそ 75% が水素でできており、強い重力で圧縮された水素が高温・高圧の状態になり、巨大なエネルギーを生み出しています。
 レーザー核融合は、この「水素を高密度に圧縮する工程」をレーザーで実現する技術です。直径およそ3 mm ほどの燃料カプセル(水素を封入した小さな球体)に強力なレーザー光を四方から当て、瞬間的に圧縮・加熱して太陽と同じ反応を人工的に起こします。燃料の水素は海水から取り出すことができ、発電時に二酸化炭素を排出しない次世代のクリーンエネルギーとして期待されています。
 同社はこれから、 2027 年までに1秒間に約10回の核融合反応を安定して続ける実験を達成し、2030年に主要機能をまとめた小型試験炉を完成、2040 年の商用炉稼働を目標とするロードマップを進めています。
 

(7)エネルギーをみんなにそしてクリーンに
(9)産業と技術革新の基盤をつくろう

0709


(※)イノベーションファンド25Next概要

名称 関西イノベーションネットワーク2号投資事業有限責任組合
(愛称:イノベーションファンド25Next)
ファンド総額 29.3億円
有限責任組合員(LP)
(順不同)

・株式会社池田泉州銀行
・大阪信用保証協会
・株式会社ダスキン
・阪急阪神ホールディングス株式会社
・株式会社ユニオン
・株式会社読売新聞大阪本社
・岩谷ベンチャーキャピタル合同会社
・関西テレビ放送株式会社
・ダイキン工業株式会社
・ロート製薬株式会社
・公益財団法人大阪産業局
・南海電気鉄道株式会社
・日本生命保険相互会社
・三井住友信託銀行株式会社
・株式会社ゆうちょ銀行
・サントリーホールディングス株式会社

無限責任組合員(GP) 池田泉州キャピタル株式会社
投資対象 大阪・関西万博がめざす「SDGsが達成される社会」「Society5.0の実現」に貢献する技術・ビジネスモデルを持った企業
投資形態 普通株式、優先出資 等
設立日 令和5年5月30日
存続期間 10年(最大3年まで延長可)

 

内容についてのお問い合わせ先:
株式会社池田泉州銀行 地域共創イノベーション部 谷川(電話番号:06-6310-7766)

部局

商工労働部

成長産業振興室産業創造課

管理グループ

ダイヤルイン番号

06-6210-9293

メールアドレス

sangyosozo@gbox.pref.osaka.lg.jp