例年多くの方が、熱中症を発症しており、令和5年は全国で1,651人(前年比+174人)が亡くなられています。特に梅雨明け後、2~3週間は死亡事例が集中しています。
すでに大阪府内では、35度を超える猛暑日が発生しており、特に、熱中症へのリスクが高い子どもや高齢者は注意が必要です。また、死亡事例の多くは自宅で発生しており、8割以上がエアコン不使用となっています。室内では積極的な「エアコンの活用」や「こまめな水分補給」など、日頃から適切な予防行動をお願いします。
また、大阪府では、熱中症の発症が増加するこの時期にあわせて、大塚製薬株式会社と株式会社ファミリーマート、株式会社セブン-イレブン・ジャパンとの連携により、熱中症予防の呼びかけなど、以下の取組みを実施しますのでお知らせします。
(1)熱中症の予防について
①特にリスクが高い方
〇子ども:体温調節能力が未発達
〇高齢者:体内の水分が不足しがち、暑さを感じにくい
・熱中症での救急搬送数の半数以上が65歳以上(消防庁:熱中症による救急搬送人員数)
・熱中症による死亡者の8割以上が65歳以上(厚生労働省:人口動態統計)
②発生場所
〇自宅で死亡事例が多く発生
・死亡事例の約9割(87人中80人)は自宅で発生
・自宅発症例(80人)のうち8割以上(68人)がエアコン不使用

③予防のポイント
〇室内では積極的なエアコンの活用を!
・感覚だけに頼らず、温度計により室温を把握し、エアコン等の使用を判断しましょう。(室温が28度を超えないように)
〇こまめな水分補給を!
・のどが渇いていなくても水分補給をしましょう。
・大量に汗をかいたときは塩分補給をしましょう。
〇暑さを避ける工夫を
・涼しい服装や日傘を利用しましょう。
〇暑熱環境ではからだの冷却を
・保冷剤、氷、冷たいタオルなどでからだを冷却しましょう。
〇暑さに備えた体作りを
⇒高齢者や子どもなどリスクの高い方には、周囲の方が声をかけて、予防行動をとるよう促しましょう。
♦こんな時はためらわずに救急車を呼んでください!
・呼びかけに応えない(意識障害がある)
・水を自分で飲めない
(2)公民連携による集中的な広報(7月1日から)
①大阪府×大塚製薬×ファミリーマート
店内デジタルサイネージでの啓発動画の放映やポスターの店内掲示にご協力いただきます。
【取組内容と期間】
ファミリーマート各店舗での実施内容 |
期間 |
大塚製薬の役割 |
ファミリーマートの役割 |
1.動画による啓発「FamilyMartVision」
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7月1日~7月14日 |
動画の企画および作成 |
約900店舗で実施 |
2.ポスターによる啓発 |
7月1日~9月29日 |
啓発および告知ポスターの作成 |
約1,300店舗が協力 |
3.「おおさかクールオアシスプロジェクト※」に協力 |
※猛暑の際における外出先の一時避難所(15分程度を目安)として、お気軽にお立ち寄りいただけます。
(参考:店内サイネージでのイメージ)

(参考:啓発および告知ポスター)

②大阪府×大塚製薬×セブン-イレブン
セブン- イレブンアプリでの啓発動画の配信にご協力いただきます。
【取組内容と期間】
実施内容 |
期間 |
大塚製薬の役割
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セブン-イレブン・ジャパンの役割 |
セブン-イレブンアプリでの啓発動画の配信
※一部ユーザーに限定配信
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7月1日~7月14日 |
動画の企画および作成 |
セブン-イレブンアプリの運用 |
(参考:イメージ画像)

(参考:アプリ配信のイメージ)

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