熱中症は、例年、梅雨入り前の5月にも発生しており、救急搬送される方もいます(※)。熱中症は、適切な予防行動をとることで防ぐことができます。この時期から、「こまめな水分補給」や「エアコンの活用」など、適切な予防行動をお願いします。
また、7月から8月の本格的な暑さに備えるために、体を暑さに慣らすこと(暑熱順化)が大切です。暑くなり始めの今の時期から無理のない範囲で適度な運動を心がけましょう。
(※)令和5年5月の救急搬送者数(大阪府内):201名(出典:総務省消防庁)
◎予防のポイント
・こまめな水分補給を
のどが渇く前にこまめな水分補給をお願いします。
・大量に汗をかいたときには塩分補給も忘れずに
運動時や作業時に大量に汗をかいたときは塩分補給も忘れずにお願いします。
・室内ではエアコンの活用を
熱中症は室内でも発生します。エアコンの積極的な活用もお願いします。
・暑さを避ける工夫を
暑い日・時間帯は外出を控えるなど暑さを避ける工夫をお願いします。

◎暑さに備えた体作りのポイント
暑くなり始めの時期や急に蒸し暑くなる日は、体が暑さに慣れていないために体温調整が上手く働かず、熱中症が起こりやすくなります。暑くなり始めの時期から、「やや暑い環境」において「ややきつい」と感じる強度で、毎日30分程度の汗をかく運動(ウォーキングなど)を継続して体を暑さに慣らすこと(暑熱順化)を心がけましょう。
長い時間暑い場所にいることは避け、こまめに水分を補給し、大量に汗をかいた時は塩分補給も忘れずに行いましょう。
また、通気性のよい衣服(軽装)を着用し、外出時は日傘や帽子のほか、体を冷やせる便利グッズを活用することも大切です。

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