大阪府では、近世大阪が生んだ世界的町人学者である山片蟠桃(やまがたばんとう)の名にちなんだ国際文化賞として「山片蟠桃賞」を設け、3年に1回、日本文化を広く海外に紹介し国際理解を深めた著作とその著者を顕彰しています。
このたび、第28回の受賞者及び受賞作を次のとおり決定しましたのでお知らせします。
1 受賞者
ポール・S・アトキンス(Paul S. Atkins) 氏
55歳/ワシントン大学シアトル校アジア言語文学科 教授
2 受賞作
『Teika : The Life and Works of a Medieval Japanese Poet』(2017年出版)
3 贈呈理由
関連リンク「山片蟠桃賞ホームページ」をご覧ください。
4 贈呈式・記念講演会
令和7年9月ごろの開催を予定しています。詳細が決まり次第、報道発表及び関連ホームページでお知らせします。
5 山片蟠桃賞について
(1)目的
近世大阪が生んだ世界的町人学者である山片蟠桃の存在をあらためて想起し、その名にちなみ、日本文化の国際通用性を高めた優秀な著作とその著者を顕彰し、併せて、大阪の国際都市としての役割と文化・学術の国際性を高める。
(2)対象
国外において刊行された日本文化の国際通用性を高める著作とその著者。この場合、日本文化とは、日本文学、芸術及び思想の分野とする。
(3)審査委員(五十音順、敬称略)※各審査委員の役職は審査を行った時点のもの。
井上 章一 (国際日本文化研究センター所長)
佐伯 順子 (同志社大学社会学部教授)
進藤 修一 (大阪大学副学長)
中西 進 (大阪女子大学名誉教授)
真嶋 潤子 (国際交流基金関西国際センター所長)
蓑 豊 (公益財団法人香雪美術館館長)
吉田 憲司 (国立民族学博物館長)
(4)審査方法
学識経験者、大学、研究所、国際交流機関など、広い範囲からの推薦に基づき、審査委員の審査を経て、1件(著作及び著者)を決定する。

大阪府は、「SDGs先進都市」の実現をめざしています。
本事業は、SDGsに掲げる17ゴールのうち、「4 質の高い教育をみんなに」のゴール達成に寄与するものです。
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