近年、全国的にツキノワグマの出没地域が拡大し、それに伴う人身被害の発生が問題となっています。
ツキノワグマの行動が活発化する初夏から秋にかけては、行動範囲が広まるため、通常生息していない府内地域でも出没しています。
ツキノワグマによる被害を防止するためには、ツキノワグマと出会わない、引き寄せない方法を心がけることが大切です。
府内の森林では、ツキノワグマの恒常的な生息は確認されていません。
隣接府県の個体が、一時的に府内に入ってきていると考えられます。
年度 | 平成10年度 | 平成11年度 | 平成12年度 | 平成13年度 | 平成14年度 | 平成15年度 | 平成16年度 | 平成17年度 | 平成18年度 | 平成19年度 |
件数 | - | - | 複数件 | 0 | 0 | 0 | 4 | 1 | 0 | 0 |
年度 | 平成20年度 | 平成21年度 | 平成22年度 | 平成23年度 | 平成24年度 | 平成25年度 | 平成26年度 | 平成27年度 | 平成28年度 | 平成29年度 |
件数 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 5 | 3 | 9 | 5 |
年度 | 平成30年度 | 令和元年度 | 令和2年度 | 令和3年度 | 令和4年度 | |||||
件数 | 5 | 2 | 2 | 5 | 7 |
【クマに出会わないために】
1、府や市町村のホームページなどで地域の出没情報をよく確認しましょう。
2、山に行くときは、ラジオやクマ鈴など音が出るものを持って行きましょう。
3、山あい周辺の住宅地にお住まいの方は、夕方から朝までの間、外出時に注意しましょう。
【クマを集落周辺におびき寄せないために】
1、誘引物となるゴミや収穫後の野菜くず、庭先の果樹等は放置しないで取り除きましょう。
2、住宅や道路周辺で潜みやすい藪がある場合は、刈り取りましょう。
3、果樹園や養蜂箱は、電気柵で守りましょう。
【クマに出会ってしまったときは】
1、背を向けず、冷静に、あわてず、ゆっくりその場から離れましょう。
2、すぐ近くで出会ったときは、クマが立ち去るまで、両腕で顔や頭を覆い、
うつ伏せになるなどの少しでも身を守る行動をとってください。
3、子グマを見たら、近くに親グマがいる可能性が高く、大変危険ですので、
すぐにその場から立ち去りましょう。
クマにご用心!(パンフレット) [PDFファイル/890KB]
野生動物による農林業被害や人身被害発生の背景にはさまざまな問題が考えられますが、要因の一つとして野生動物に食べ物を与えたり、意図せずゴミやお供え物などを放置することで、野生動物が餌付け状態になり、集落周辺に出没し、被害が発生していることが考えられます。
野生動物と人がうまく棲み分け、共存していくためには、野生動物を集落周辺におびき寄せないように十分な注意を払いましょう。
クマやサルなどの野生動物への餌付け防止について(環境省ウェブページ)
大阪府では、ツキノワグマ出没対応方針を策定しています。
概要 [PDFファイル/123KB] 全体 [PDFファイル/1MB]
シカ・イノシシ等の狩猟をされる方は、クマをわなで捕獲しないようにご注意ください。
クマが目撃されている時は、錯誤捕獲を防止するために、『くくりわなの使用を控える』、『クマを誘引しにくいエサを使う』などご協力お願いします。
全国のクマ出没件数等は、環境省のウェブページ(クマに関する各種情報・取組)で公表されています。
このページの作成所属
環境農林水産部 動物愛護畜産課 野生動物グループ
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