本年度、寝屋川市で始まった遊休農地を再生し、子どもたちが農業体験を行う活動で、寝屋川市立楠根小学校の5年生(60名)が、6月に自分たちが植えた水稲の稲刈り作業等を実施しました。
田植えした時は2,3本だった苗も、暑い夏の間の先生たちの水管理や周辺の農家のご協力により、1株が30本以上に分かれ、立派な稲へと成長しました。その間子どもたちも、放課後などを利用して毎日のように観察に行き、稲の生長や周りの田んぼとの違いを観察したり、田んぼに自分たちが作ったかかしを立てたりしました。
そして10月12日(火曜日)に、稲刈り作業を行いました。
約4aの田んぼをすべて子どもたちが鎌で刈り、学校の運動場の鉄棒や手すりに稲をかけて干しました。
その10日後には脱穀作業を行いました。天候にも恵まれ十分に乾いた稲を、JA北河内に協力いただき、力をあわせてコンバインで脱穀しました。脱穀後のもみは、近所の農家に協力いただき、もみすり作業まで完了しました。
結果取れた玄米は約210kg!面積的にほぼ標準の収量でした。品質的にも、上々の出来映えのようです(検査員による等級判定では、2等米相当でした。今年の気候では、2等米でも上出来です)。
この後、すべてのお米は精米し、学校給食で自分たちが食べる分と学校の地域イベントで、勉強のため経費の計算まで行い、自分たちで価格を決めて、楠根小米として販売まで行う計画です。
自分たちで育てたお米の味はきっと最高だと思います。
夏休み中にもかかわらず、肥料をやりました。 | もうすぐ収穫!しっかり稲を守ってね。 |
いよいよ稲刈りです。 | 端からどんどん刈っていきます。 |
うまく刈れるかな? | だんだん上手になってきました。 |
刈った稲は、干すために学校まで運びました。 | 校庭の鉄棒や手摺りに干しました。 |
稲刈りから10日後、干した稲をコンバインで脱穀しました。 | 脱穀されたお米が並んでいます。この後の稲わらも使います。 |
近所の農家に協力いただき、もみすりをさせてもらいました。 | ちょうど7袋(約210kg)の玄米が取れました。 |
このページの作成所属
環境農林水産部 中部農と緑の総合事務所 地域政策室
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